1961(昭和36)年の今日(12月23日)は、映画『ウエストサイド物語』の封切り日。「トゥナイト」を含むサウンドトラック盤が大ヒット。
「ウエストサイド物語」を私が観たのは、私が大阪本町にある会社に勤めていた頃なので、たしか、難波の南海劇場だったと思うな~。
映画は、70ミリの大画面の中、ニューヨークの摩天楼のビルが林立するマンハッタンを、上空から俯瞰した映像から、ゆっくりとズームアップアップしていき、一転、スラム街の片隅でバスケットボールに興ずる少年達へ、そこから二つのグループの少年達が街へ繰り出していく・・・ダイナミックな音楽が、これから始まるドラマを暗示するかのように観客を誘う。冒頭のシーンからすばらしい。
この映画は、シェーピクピア原作の「ロミオとジュリエット」を現代版に置き換え製作されたミュージカルである。ただ、あの古典の趣きとは異なり、ニューヨークに住む二つの対立する若者集団のリアルな抗争としてストーリーは展開していく。
そして、これまでのミュージカル映画は、夢や愛があり、明かるく、華やかで、ハッピーエンドで終わるといった展開のもであったが、この映画の舞台は大都会ニューヨークのスラム街であり、登場人物も不良少年達であり、結末も悲劇的であるなど、色んな面でそれまでのミュージカルの概念を覆したミュージカル映画であった。人種問題や社会問題を痛烈に批判するところなどもあるが、そういった部分は、あえてコミカルに仕上げるなどの工夫をしている。兎に角、この映画の魅力は、あくまでも、ストーリーではなく、歌とダンスの素晴らしさにある。ニューヨークの下町で、パチッ、パチッと指をならすフィンガー・スナップをしながら街を歩くゴロツキたち。一人また一人と、どこからともなく仲間たちが集まり、やがて路上で高々と足を上げ、踊りだす・・・有名なこのシーンを思い出しただけでもゾクゾクする。若き日のジョージ・チャキリス素敵でしたね~。彼は、アカデミー助演男優賞を受賞したが、因みに、この年のアカデミー賞で「ウエストサイド物語」は実に11部門も受賞している。映画の大ヒットもあり、おそらく日本で最も有名なミュージカルといえるだろう。日本でも色々舞台上演されているが劇団四季や宝塚の定番作品ともなっている。 それに最近は、ビデオが販売され、いつでも家で好きなときに見れるようになった。しかし、この映画は映画館の70mmの大画面で見てこそ、その迫力、躍動感、音響の素晴らしさが味わえる映画ではないだろうか。あの大画面で是非、もう一度、観たいものである。
(画像は、WEST SIDE STORYサウンドトラック盤ジャケット)
参考:
音楽日めくり
http://www2.yamaha.co.jp/himekuri/view.html?ymd=19981223
onight トゥナイト「ウエストサイド物語」
トゥナイト -1961年のミュージカル映画「ウエストサイド物語」 の挿入歌でステファン・サンドハイムとレオナルド・ バーンスタインの作です。・・・ちょっとトゥナイトを聴いてみる・・
http://wagesa.cool.ne.jp/music/movie/tonight.html
「ウエストサイド物語」を私が観たのは、私が大阪本町にある会社に勤めていた頃なので、たしか、難波の南海劇場だったと思うな~。
映画は、70ミリの大画面の中、ニューヨークの摩天楼のビルが林立するマンハッタンを、上空から俯瞰した映像から、ゆっくりとズームアップアップしていき、一転、スラム街の片隅でバスケットボールに興ずる少年達へ、そこから二つのグループの少年達が街へ繰り出していく・・・ダイナミックな音楽が、これから始まるドラマを暗示するかのように観客を誘う。冒頭のシーンからすばらしい。
この映画は、シェーピクピア原作の「ロミオとジュリエット」を現代版に置き換え製作されたミュージカルである。ただ、あの古典の趣きとは異なり、ニューヨークに住む二つの対立する若者集団のリアルな抗争としてストーリーは展開していく。
そして、これまでのミュージカル映画は、夢や愛があり、明かるく、華やかで、ハッピーエンドで終わるといった展開のもであったが、この映画の舞台は大都会ニューヨークのスラム街であり、登場人物も不良少年達であり、結末も悲劇的であるなど、色んな面でそれまでのミュージカルの概念を覆したミュージカル映画であった。人種問題や社会問題を痛烈に批判するところなどもあるが、そういった部分は、あえてコミカルに仕上げるなどの工夫をしている。兎に角、この映画の魅力は、あくまでも、ストーリーではなく、歌とダンスの素晴らしさにある。ニューヨークの下町で、パチッ、パチッと指をならすフィンガー・スナップをしながら街を歩くゴロツキたち。一人また一人と、どこからともなく仲間たちが集まり、やがて路上で高々と足を上げ、踊りだす・・・有名なこのシーンを思い出しただけでもゾクゾクする。若き日のジョージ・チャキリス素敵でしたね~。彼は、アカデミー助演男優賞を受賞したが、因みに、この年のアカデミー賞で「ウエストサイド物語」は実に11部門も受賞している。映画の大ヒットもあり、おそらく日本で最も有名なミュージカルといえるだろう。日本でも色々舞台上演されているが劇団四季や宝塚の定番作品ともなっている。 それに最近は、ビデオが販売され、いつでも家で好きなときに見れるようになった。しかし、この映画は映画館の70mmの大画面で見てこそ、その迫力、躍動感、音響の素晴らしさが味わえる映画ではないだろうか。あの大画面で是非、もう一度、観たいものである。
(画像は、WEST SIDE STORYサウンドトラック盤ジャケット)
参考:
音楽日めくり
http://www2.yamaha.co.jp/himekuri/view.html?ymd=19981223
onight トゥナイト「ウエストサイド物語」
トゥナイト -1961年のミュージカル映画「ウエストサイド物語」 の挿入歌でステファン・サンドハイムとレオナルド・ バーンスタインの作です。・・・ちょっとトゥナイトを聴いてみる・・
http://wagesa.cool.ne.jp/music/movie/tonight.html