今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

スヌーピーの誕生日

2005-10-02 | 記念日
今日(10月2日)は、「スヌーピーの誕生日」
1950(昭和25)年、チャールズ・M・シュルツ(Charles Monroe Schulz, 1922年11月26日 ~ 2000年2月12日)の漫画「ピーナッツ」がアメリカの新聞7紙で掲載を開始した。スヌーピーの飼い主のチャーリー・ブラウンもこの日が誕生日となる。ただし、スヌーピーが登場するのは2日後の10月4日号からであり、その点では、「スヌーピー」の誕生日と言うよりも本来は「ピーナッツ」の誕生日と言うべきか。
「ピーナッツ」は、チャーリー・ブラウンと飼い犬のスヌーピーを中心としたキャラクター達が、可愛らしい外見に似合わないシュールな人生観を展開する漫画である。主人公はチャーリー・ブラウンだが、スヌーピーの活躍が多いため、スヌーピーの方が主人公だと思われがちで、そのためか漫画のタイトルを「スヌーピー」と勘違いされることも多いくらいである。だから、10月2日を「スヌーピーの誕生日」としても、良しとするか・・・。
最初の頃はチャーリー・ブラウン、シャーミー、パティの3人と一匹のスヌーピーが出てくるコミックで、誰が主役と言うことでもなくチャーリー・ブラウンのペットである、スヌーピーは口もきかず4足歩行だった、1952年、スヌーピーの考えていることが言葉になり、やがておなじみのルーシーやライナスも登場し、1958年にスヌーピーが2本足で立つようになって、今の「ピーナッツ」の原形が出来上がったということだ。この連載により1話完結4コマ漫画のスタイルが確立され、多くの登場人物がそれぞれ強い個性を持つという、それまでにない新しいスタイルで、それ以後のマンガ家に大きな影響を与えた。そして、75カ国2600以上の新聞に連載され、ギネスブックに世界一読まれているコミックと公認された。日本では産経新聞日曜版に連載。1965年CBSでアニメ放送され以降5回もエミー賞を受賞。1996年シュルツの手形がハリウッドのディズニーの手形の隣に設置され、20世紀の2大キャラクターとしてミッキーマウスとスヌーピーが認められた。1965年、「タイム」誌、1967年に「ライフ」誌の表紙にピーナッツが使用されるなど、続々と雑誌の表紙になり、テレビや映画でアニメ化もされ、どんどん人気者になり、数え切れないほどのキャラクター商品が発売されている。1969年には、チャーリー・ブラウンとスヌーピーの名前がアポロ10号の指令船と月着陸船の名前にまで採用された。作者のシュルツ氏は、2000年の2月12日になくなったが、奇しくもその翌日は『ピーナッツ』日曜版の最終回が掲載された日であったという。
シュルツは、貧しいドイツ系の移民で理髪師だったカールと、ノルウェー系の移民だったディナの一人息子として生まれる。高校卒業後、雑誌へ漫画を投稿し続けるがうまくいかず、軍に入隊する。軍を去った後はアート・インストラクション・スクールという通信教育の美術学校に就職。
『ピーナッツ』の主人公の名前チャーリー・ブラウンは、そこで同僚だった者の名前だそうだが、そのモデルは、当然作者自身である。そして、そのころ彼は同僚のドナ・メイ・ジョンソンに初めて恋心を抱くが失恋する。その彼女の面影は「ピーナッツ」の中で、チャーリー・ブラウンが恋心を抱く「赤毛の女の子」として登場しているのだという。又、飼い犬のスヌーピーは、13歳の時に飼った雑種犬の「スパイク」が原型になっている。(「スパイク」はスヌーピーの兄の名前として登場している)
シュルツ氏は漫画を描くのに助手を使わず、自分一人でアイデアを出し、絵を描いた。そして、登場人物の性格やコミックの中で巻き起こる出来事は、シュルツ氏の経験が多く反映されており、特にチャーリー・ブラウンはシュルツ氏その人と言ってもよいくらい本人の姿が映し出されているという。
シュルツ氏は、この漫画を書き始めた時、そのタイトルを「Good Ol' Charlie Brown (古き良きチャーリー・ブラウン)」にしようと思っていたそうだが、出版社が覚えやすいからと勝手にタイトルを「ピーナッツPeanuts」に変えてしまったそうだ。まだ駆け出しだった彼は、黙って従うしかなかたのだろう。
「ピーナッツ」の漫画には、大人が登場しない。子供たちは、住んでいる世界が狭い分、心に大きな翼をもっているように思えるという。だからこそ、その逆の存在である大人たちが登場しないのだろう。
このコミックに最もよく登場する言葉のひとつは「Good Grief!」、訳せば「困った、参った、お手上げだ!」(吹出しセリフでは「ヤレヤレ!」)。できない、やれない、惨めな気持ちを感じることの多い子どもの応援と励ましが主題となっている。子供が主役のギャグ漫画と見られがちだが、アメリカ本土では、哲学マンガ扱い されている。
2005年の今日、「スヌーピー」が、誕生して、55周年を迎えた。
朝日新聞朝刊テレビ面の天気予報横の小枠には、55周年を記念して、先月9月1日より~9月30日までの1ヶ月間、「おはようスヌーピー!」が連載されていた。ここには、毎日、「ピーナッツ」のキャラクター・スヌーピーと仲間たちが、登場し、漫画の中の一言(今日の一言)が記載されていた。
たとえば。
9月3日の今日の一言「なんにも知らないって、すっごく幸せ!」
(場面1)うれしそうな顔をして、ルンルン気分のスヌーピー。
(場面2)ルーシー「世界がかかえる様々な問題を知ったら、そんなにうれしそうな顔はしていられないわよ!」
(場面3)スヌーピー「言わないで・・・知りたくないから」
(場面4)スヌーピー「なんにも知らないって、すっごく幸せ!」

9月6日の今日の一言「じゃ~ここで生きるのよ」
(場面1)(PEANUTSと書かれた大きな看板の前で)チャーリーが、「元気が出ない」
(場面2)「医師在室」と書かれたボックスの前で、ルーシーに、「おはよ-ございます・・・さーおかけください・・」といわれ、、「チャーリー「よかった・・・予約が要るのかと心配だったんだ・・・」
(場面3)ボックスの看板には「心の相談室5セント」と書かれている。チャーリー「落ちこぼれはどうすればいいんだい」
(場面4)ルーシーが「ついてきて・・見せたいものがあるの」とチャーリーを案内。
(場面5)ルーシーが水平線に指を指し、「あっちの水平線が見える?世界がどんなに広大かわかる?全てのヒトにたっぷりの居場所があるでしょう!」
(場面6)ルーシーがチャーリーに聞く「あなたこのほかの世界を見たことある?」チャーリー「いいや」
(場面7)ルーシーが言う「あなたの知る限り存在する世界は・・・これだけでしょ?」チャーリー「うん」
(場面8)ルーシー「あなたの生きる世界はほかにはない・・そうよね?」チャーリー「うん」
(場面9)ルーシー「あなたはこの世界に生きるべく生まれてきた・・・そうね」チャーリー「うん」
(場面10)ルーシー、大声でわめく「じゃ~ここで生きるのよ!」チャーリー驚いてひっくり返る。
(場面11)ルーシーひっくり返っているチャーリーに手を差し出し・・「5セントいただきます」

最後・9月29日の今日の一言「人生はどんどん楽になってくな~」
椅子に座っているチャーリーの膝の上にスヌーピーが乗って眠っている。
チャーリー「犬がひざの上に眠ってて、動くと目を覚ますから、電話には出られないと言ってくれよ・・」
スヌーピー「人生はどんどん楽になってくな~」
といった具合である・・・どう?ちょっと、訴えるものあるだろう!
これが、見たい人は、「日本のスヌーピー公式サイト」 http://www.snoopy.co.jp/へ行くと、おはようスヌーピー!」のバックナンバーが見れるよ。
(画像は、マイコレクションより、旧三和銀行貯金箱。スヌーピーが自分の家?(犬小屋)の上でお昼寝している有名なシーン。)
追記:それはそうと、神戸のファミリア本社の角に、スヌーピーの像があるのをご存知?ファミリア本社も、明治時代のレトロな建物だよ。明日は、神戸市が決めた「神戸観光の日」一度訪れてみては・・・。
参考:
Snoopy.co.jp 「日本のスヌーピー公式サイト」
http://www.snoopy.co.jp/
ピーナッツ (漫画)- Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)
スヌーピー情報のSUNU FARM - スヌーピーの生い立ち、兄弟の紹介、イベント報告、スヌーピースタジオ案内。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway/2146/index.html