正月
2006-01-01 | 行事
皆さん、明けましておめでとうございます!本年は良い年でありますように!
1月1日は「元日」という。元旦の「旦」は「日の出・朝」の意味で、「元旦」とは1月1日の朝を指す。
正月(しょうがち、しょうがつともいう)は、1年の始まりであり、年中行事の中でももっとも重要な時である。正月行事は種類も多く、暦法の変化などによって、複雑化しているが、大きくは、元旦から始まる大正月と15日を中心とする小正月に分けられる。大正月には、歳神を祀る行事、小正月には、作物の豊穣の余祝(よしゅく=実際より早い時期に、模擬的に豊穣の状態を作ったり演じたりすることが、現実の豊穣に繋がるとする観念)の行事や1年間の吉凶の占いなどが行われる。
農村においては、大正月よりも小正月の方が重視される。我が国では、古くは満月から満月までを1ヶ月とする暦法を使用し、望の正月(もちのしょうが=小正月)を祝っていた。唐より、暦法が移入されてのち、朔旦正月(さくたんしょうがつ)が主流となったが、望正月を祝うことも存続し、小正月と称するようになったといわれる。
かつては夏の盆と対応して、半年ごとに先祖を祀る行事であった。しかし、仏教の影響が強くなるにつれ、盆は仏教行事の盂蘭盆と習合して先祖供養の行事とし、対する正月は歳神を迎えてその年の豊作を祈る「神祭り」として位置付けられるようになった。
旧暦(日本では天保暦)の1月1日(立春前後、グレゴリオ暦(新暦)での2月頃)は旧正月と呼ばれる。中国、韓国などでは、新暦の正月よりも旧正月の方が重視される。お年玉もこの日に渡される。中国では旧正月を「春節」という。また、1月 (旧暦)のことを「正月」と呼び、旧正月を「正旦」ともいう。日本でも旧正月を祝う地方がある。
日本では、朔旦正月と望正月の2つがあることが、正月を分りにくくしている。(※「朔旦(ついたち)」は月の初めを祝うものである。)
正月は、歳神を迎えて祀る時節である。歳神は大晦日の夜に訪れて家々に滞在し、正月飾りを取り払う7日や15日前後に帰るという。暮れからこの神を迎える準備を始め、大晦日には歳神の祭壇の前で寝ずに一夜を過ごし、元旦、神への供え物を下げて皆で喰べる。直会(なおらい)を行って、神の霊力を身に付けて、人々は1つ歳をとる。歳神の祭祀を司るのが年男である。暮れの松迎え、注連縄つくり、歳神の祭壇の飾りつけと供物の上げ下ろしなどを勤める。
正月の祭壇や仏壇などの神祭りや仏祭りは、昔から、男の役目であって、我が父や、嫁の里の親など、昔の男は、家のことはないもしないが、これらの神祭りや仏祭りだけは、自分で行い、女性にはやらせなかった。私もそのように親から教えられてきているので、父親同様、家の中のことは家人任せであるが、盆や正月、先祖の命日などの供養の際の仏祭り等は、全て、私がすることにしている。
数え年では1月1日に歳を一つ加えていたことから、正月は無事に歳を重ねられたことを祝うものでもあった。満年齢を使うようになってからはそのような意味合いはなくなり、単に年が変わったこと(新年)を祝う行事となっている。
今は、伝統的な行事も親から子供に伝えられず、学校などでも教えないようであるが、もう、元日も単なるNew Year's Day(休日の一つ)になっているだけなのだろうね。
参考:
正月-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E6%9C%88
お正月
http://www.ffortune.net/calen/newyear/
1月1日は「元日」という。元旦の「旦」は「日の出・朝」の意味で、「元旦」とは1月1日の朝を指す。
正月(しょうがち、しょうがつともいう)は、1年の始まりであり、年中行事の中でももっとも重要な時である。正月行事は種類も多く、暦法の変化などによって、複雑化しているが、大きくは、元旦から始まる大正月と15日を中心とする小正月に分けられる。大正月には、歳神を祀る行事、小正月には、作物の豊穣の余祝(よしゅく=実際より早い時期に、模擬的に豊穣の状態を作ったり演じたりすることが、現実の豊穣に繋がるとする観念)の行事や1年間の吉凶の占いなどが行われる。
農村においては、大正月よりも小正月の方が重視される。我が国では、古くは満月から満月までを1ヶ月とする暦法を使用し、望の正月(もちのしょうが=小正月)を祝っていた。唐より、暦法が移入されてのち、朔旦正月(さくたんしょうがつ)が主流となったが、望正月を祝うことも存続し、小正月と称するようになったといわれる。
かつては夏の盆と対応して、半年ごとに先祖を祀る行事であった。しかし、仏教の影響が強くなるにつれ、盆は仏教行事の盂蘭盆と習合して先祖供養の行事とし、対する正月は歳神を迎えてその年の豊作を祈る「神祭り」として位置付けられるようになった。
旧暦(日本では天保暦)の1月1日(立春前後、グレゴリオ暦(新暦)での2月頃)は旧正月と呼ばれる。中国、韓国などでは、新暦の正月よりも旧正月の方が重視される。お年玉もこの日に渡される。中国では旧正月を「春節」という。また、1月 (旧暦)のことを「正月」と呼び、旧正月を「正旦」ともいう。日本でも旧正月を祝う地方がある。
日本では、朔旦正月と望正月の2つがあることが、正月を分りにくくしている。(※「朔旦(ついたち)」は月の初めを祝うものである。)
正月は、歳神を迎えて祀る時節である。歳神は大晦日の夜に訪れて家々に滞在し、正月飾りを取り払う7日や15日前後に帰るという。暮れからこの神を迎える準備を始め、大晦日には歳神の祭壇の前で寝ずに一夜を過ごし、元旦、神への供え物を下げて皆で喰べる。直会(なおらい)を行って、神の霊力を身に付けて、人々は1つ歳をとる。歳神の祭祀を司るのが年男である。暮れの松迎え、注連縄つくり、歳神の祭壇の飾りつけと供物の上げ下ろしなどを勤める。
正月の祭壇や仏壇などの神祭りや仏祭りは、昔から、男の役目であって、我が父や、嫁の里の親など、昔の男は、家のことはないもしないが、これらの神祭りや仏祭りだけは、自分で行い、女性にはやらせなかった。私もそのように親から教えられてきているので、父親同様、家の中のことは家人任せであるが、盆や正月、先祖の命日などの供養の際の仏祭り等は、全て、私がすることにしている。
数え年では1月1日に歳を一つ加えていたことから、正月は無事に歳を重ねられたことを祝うものでもあった。満年齢を使うようになってからはそのような意味合いはなくなり、単に年が変わったこと(新年)を祝う行事となっている。
今は、伝統的な行事も親から子供に伝えられず、学校などでも教えないようであるが、もう、元日も単なるNew Year's Day(休日の一つ)になっているだけなのだろうね。
参考:
正月-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E6%9C%88
お正月
http://www.ffortune.net/calen/newyear/