何時の間にやら春は立ち去り、後5日で皐月である。今年の立夏は子供の日であり、世界一の鯉幟が、利根川沿いに100メートルの巨体を風に靡かせて呉れるであろう。そんな初夏も訪れようとしている。春日遅々で軈て皐月到るとなるであろう。昨日の亡父の命日は、楠木正成の誕生日でもあった。春風が屋上の干し物を掠めて通り過ぎて行く。とてもよい天気である。未だ鶯も啼き続けているが。雀が5−6羽が公園の植木に群れ止まり、時折地上に降りて砂や砂利を啄んでいる。砂嚢の機能を賦活させる為であろうか。軈て卯月の天候が、これから爽やかな皐月の空に繋がって行く事であろう。