流石の梅雨、驟雨、霖雨様々に人の生活を脅かす。これが梅雨なんだなと!雨後に気づく、雨降りの様態である。その一時の豪雨も止んで今朝からは薄曇りながら一応晴天となった。朝まだきの陽光がビルの窓辺を照らしている。完全な晴天では無いものの、日差しが明るいと一日のスタートも一段と元気が出る。今日の予定は書物の整理である。持ち帰るものと廃棄するものとを分けて、いよいよ荷造りに取り掛かることとなろう。思えば実務経験の学院長・理事長の10年は長くて短いものであった。終盤に至り最後の人事で苦労したもの、最大の改善は、途中学校運営が傾斜したワンマン体制を打破改善させたのも事実であり、正に其れこそは、この私の行動力であった。すなわち、「狂欄を既倒に巡らした」のも、余と事務課長の恊力の成果であったものと自賛している。「困苦の岩根を踏み割くみ」、苦労を超越したものであった。あと一ヶ月と10日後には、本校を愈々おさらばするものである。今茲に、教職員の好意と厚誼の有り難さと、懐かしさとが交錯して、とりわけ郷愁を誘って止まない心情に在リ、感謝感激である。写真は毛蕋花である。