梅雨入りの中で今日は夏至である。夏至と言えば、昔では夏そのもで風物詩的にも本当に夏到来の様々な民族行事やその他が展開されて、日本文化の良さや有り難さが称揚されたものである。今はそれが無く、ただ月日が無為無策に過ぎ行くのみと成ってしまった。せめて季節感が肌身に感ぜられる事どもがあれば、その地区の行事も盛り上がって、永続継承されることになるであろう。花鳥風月も顧みられ無い味気ない日本文化になってしまった。都市部では矢鱈に高層の建築が建てられ、科学が進歩してきている割には人間社会が、無味乾燥化してしまっている。人として生きる楽しみが喪失して仕舞った時代であると言えよう。今日は夏至である。新聞には何処にもそんな季節の移り変わりの記事は見当らない。せめて読書によって人生を追懐して、楽しむ事が生き甲斐に成って仕舞った。メイは今朝も大小を済ませて普段通りの朝食を食べ、天気の悪い所為も有って、今はゆっくりと自分の毛布で寝んでいる。今日の午後からは大雨情報が事実となって驟雨が襲来するようだ!やるべき仕事を、早めにきちんと急いで済ませたい。帰途午後3時40分見事強風雨に襲われた。風雨が強くタクシーにも乗れず、止む無くバスで帰宅した。各地に被害が出ているが、自宅に近くなって風雨はすっかり止んで仕舞った。雨に濡れたスーツは、裾がよれよれになった。