普通は退任する人が退任者の送別会で、お別れの挨拶をするのが通例であろう。だが、本校は違う。高齢者は私一人なので、自分からお別れの会などと言う事はあり得ず、本当は誰かが気付かなければ成らない筈だが!止むを得まい。却って此方が限られた小さなお別れ会を催すなんて、逆なのだが、と暫し黙考! 可愛い連中だけのソフトの会にしようと思う。四季の絵画はハードな面で、既に学校へ寄付して置いたので、最後の最小のこのソフトな思い出の会は、良い気持ちでの思い出のお別れの会にできたら良い!としたい、と言うのが私の本音である。多くを語らず、自然にそっと退くのが、「立つ鳥跡を濁さず」に沿う所以でもあろうと信じ、それこそが後々まで気持ちが良く、皆の心に残るであろうと思う。再来週の朝8時30分の朝礼での挨拶は、時間の短縮削減を考慮して、初めて原稿を見て喋る事とした。昨夜その原稿は800字に纏めて既に完成、手元に置いてある。机内や本箱内の書籍類は、自分でタクシーに積んで処理したい。前理事長の「九仞の功を一簣に虧いた先轍」は、決して踏むまいとの、私の強い信念の発露であるからである。さぁーこれでさっぱりし、準備できた次第である。写真はアガパンサスである。