でも、と言っても、決して反論ではない。それだけ既に生活が日常的に成り立ってているからであろう。メイは人間の気持ちが大分わかるらしく、居間から廊下に出ると必ず附いて来るし、私の入浴や手荒いなどにはすぐさま引き返すなど、最近この1k月では一度も居間で阻喪した事も無い、お散歩をせがむ時などには、私の肩を片脚で叩いて願いを通そうとして居ることなど、健気で嬉しい次第である。新聞や雑誌に今日は冬至であると知らせた記事があったのは極く稀である。船員の作ってくれた起床時報もついに崩れつつあるのかなと感じつつ、文章を記述しているところであったのである。一年中で昼の時間が一番短く、その分夜のj間は一番長い日なのである。明日から少しずつ昼間の時間帯が長くなる様である。光が見えた感じこそすれである。弟子の内教授の金子君が学会の理事長になった喜びを伝えて来た、全くご同慶の至りである。