昨日は柯っての私の高弟から分厚い封書、それも7頁に亘る有難いお手紙を頂戴し、何事かと注意して拝聞した。封書を開いて見えると、それは紛れもない優秀な弟子からの、生涯に亘る礼状であった。両親から継承した貴重な医療職を守り発展させ、親子兄弟姉妹の中核となっての、一族3医院開設・発展の家族史そのものであったのである。医療社会での孤軍奮闘や個を捨て組織に還元発展の秘話は、歴史上に遺訓として検証され承知して来てはいるが、通常一般の組織や社会開発の発展敢闘の歴史秘話は、それこそが、本来誰人にも聞かせて欲しい物語なのである。今夜はクリスマスイブ、都心の町並みでは若い方々が繰り出してキリスト降誕を祝っているが、ここ世田谷地区では、静かな師走の佇まいのクリスマスであった。弟子から長文の生涯の礼文を頂き当方こそが感涙に咽んでいる。返事をどのように、短く心を汲んでの文章に纏めるか、思案し只今草稿の執筆中である。