夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2018年10月 4日(木)「必要悪」

2018年10月04日 21時37分46秒 | 「思うこと」
ハフィントンポストに女性差別は必要悪なのか? 村木厚子さんが語る、日本型組織の病という記事が載っていた。
「村木さんは2009年に大阪地検特捜部に逮捕されたが、検事が証拠を改ざんしていたことなどが発覚し、無罪となった。
著書「日本型組織の病を考える」(角川新書)では、その謎を、官僚組織の一員でありながら、大阪地検による組織ぐるみの犯罪の被害者にもなった稀有な立場、また、女性という組織のマイノリティとしての立場から解き明かしている。」(上記サイトより引用)
村木さんは組織にこの言葉が出てきたら要注意だとし、その言葉とは「必要悪」だとしている。
東京医科大の女性差別としての不正入試を例に
「我々は日本の医療を守らなくてはいけないのだから、女性の受験生が不利になるのも仕方ない」という大学幹部の言葉を取り上げこの言葉から「必要悪」という言葉に結びついて語っている。たしか女性が医師になった場合、結婚や出産で給食することがあるといったものをあげていたと記憶する。これが日本の医療を守ることなのかという疑問があるが、大学という組織が日本の医療を守るためという一つの錦の御旗を掲げてしまうと、女性への入試差別を仕方ないことだろうと必要悪を正当化してしまう。
今年に入って安倍総理(政権)への官僚の忖度が多く発生をして問題になったが、公文書の隠蔽や改ざんも政権を維持するにはある意味必要悪となっていたのでしょう。ですからその中心的官僚の一部は出世をすることとなった。
必要悪を実行させるには力によるねじふせが必要でしょう。その力を得ると何でも正当化できてそれが驕りとなる。
すると、そういう組織にはますます必要悪の正当性から何でも有りのような社会になっていく。「国のためなら」という枕詞をつければ自由や民主主義も規制するべきといった必要悪が生まれ、力を持つ者が「国のため」を私利私欲のためでも乱用することとなる。
現在の禁煙運動は、一時禁煙ファシズムではないかという批判が出ていた。
社会から「喫煙をなくし健康を増進させるために」といったような錦の御旗が立てられ、この枕詞が正しいという事から、喫煙者は低所得層に多い、だから煙草税を大幅に上げて禁煙を促さねばならないといったものが国際機関であるWHOまでが言い出している。世界中に相対的貧困率が高まっていてそれが問題視されている中で低所得層を含めた貧困層の禁煙のために煙草増税は効果があるとする。このような悪が必要悪となるのである。法で認められた喫煙という自由【まったくの自由は存在しないが規制の中での自由】を必要悪として認めていかないこと。まさに禁煙ファシズムであると言わざるを得ない。
このような禁煙の進め方が社会全体に適用されていくのかもしれません。
「村木さんが著書で「組織にこの言葉が出てきたら要注意」として挙げていたのが「必要悪」という言葉だった。おや、最近もどこかで聞いたような...?」(引用)
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池に浮かぶ月270【10月4日】

2018年10月04日 18時07分31秒 | 「池に浮かぶ月」
去年は秋の深まりが早かったようです。
今年はやはり暖かいのですね。。。。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

「10月 4日という日」
【2017年】ツイッターつぶやきやっと満月がはっきり見えました。 朝晩は少し寒さも感じるようになりましたね。 春から夏の花も終わり植木鉢の整理を先日しました。 来年の春を夢......
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