庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

偕楽園探梅 八重寒紅

2015年12月22日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
 昨日偕楽園本園内の探梅をしてきましたが、帰ってから確認しておくべき梅の木がもう1本あることに気づきました。昨年もかなり早めに咲いたのでもしや、もう咲いているのではと今日も探梅に出かけました。
 梅桜橋下に自転車を置いて、吐玉泉から竹林を回ってゆくと、竹林でひと組のお客様がいらっしゃったので、梅の花をご覧になられたかお聞きしましたらまだですとのことでした。園内には10本以上咲いていることを告げると驚いておられました。
 表門トイレわきから西梅林に入り、目指す中門前トイレ近くの八重寒紅の開花を確認して、撮影しているとちょうど竹林のお客様が通りかかったので花を見ていただきました。
八重寒紅B3-062 1512220003八重寒紅B3-062 1512220003 posted by (C)雑草
お客様は今シーズンの梅の花を見るのは初めてらしく大変喜んでおられました。開花した八重寒紅は若い木で、この場所は杉の大木の近くで日が陰るのが早く、開花は遅い場所ですが若さゆえに早いのだとおもわれます。近くには老木がおおく、竹垣の中には見事な枝振りの無類絞りがあります。
八重寒紅B3-062 1512220004八重寒紅B3-062 1512220004 posted by (C)雑草
 私はいつも好文亭料金所に開花状況をお知らせするようにしています。お客様と最も接する機会があるこの料金所で開花状況を把握していただいて、お客様に梅を見ていただきたいと考えているからです。多くのお客様は梅の偕楽園ということで来られています。梅を目当てに来られても肝心の梅の花と出会わないでお帰りになられるのは残念ですから。
今日はこの八重寒紅だけを確認に来たので、さっそく好文亭料金所に報告し、もしかしたら好文亭内の八重寒紅も咲いているかと確認のため久しぶりに入場するつもりでした。
 そうこうしていると例のお客様もいらっしゃいました。そこで好文亭内をご一緒していただきました。奥御殿の井戸のそばのロウバイがさいていました。望遠でひきつけましたが焦点があっていませんでした。かろうじて花の中の褐色が見えました。また実がついていました。
ロウバイ 好文亭内井戸1512220007ロウバイ 好文亭内井戸1512220007 posted by (C)雑草
好文亭内の八重寒紅はまだ咲いていませんでした。ひととおり好文亭内をご案内してから、開花している八重冬至、八重寒紅、冬至梅などをご覧いただきまして、観梅にも来ていただくことを約束いただきお別れしました。お気をつけて旅の続きをお楽しみください。
 本日の八重寒紅の開花確認で、偕楽園公園内の確認本数は30本(3000本中の1%の木が開花)になりました。なお拡張部については数日確認していないので新たに咲いた木もあるかもしれませんし、確認漏れもあったりと、もっと多い可能性もあります。
昨シーズンに開花した本数を31本と確認したのは2015年1月16日でした。今年は昨シーズンよりも25日も早く同じ本数が開花したと言えます。
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偕楽園探梅 見晴亭前と吐玉泉下の八重冬至。南崖柿の木下の冬至梅。大日本史編纂の地碑の八重寒紅など

2015年12月22日 | 偕楽園の四季 梅、桜、萩、紅葉など
今日も偕楽園の探梅に。一口に観梅と言っても大きく3つの観梅があります。
開花した梅を探し回って花に出会った喜びを味わう梅の花の咲き始めのころの探梅。
咲き競う梅の花を愛でる賞梅。咲き残った花に別れを惜しむ送梅。梅は1月から3月までたっぷり3か月間。早ければ12月、遅いものは4月にもさいています。長い間咲いている梅はその時々により観賞のしかたがあるのでした。
それで今は探梅、今日は偕楽園本園を探梅してきました。
東門のお休みどころ見晴亭前の八重冬至が咲いています。この木は比較的若い木です。お客様が見つけられて、東門で白い花が咲いているという情報がありましたが、見晴広場付近とか、冬至梅とかということで該当する場所品種では見つかりませんでした。本日見晴亭売店の方に聞きましたら、こちらの方向に白い花が咲いていると、指差す方向で心当たりは八重冬至です。そこで近くでよく見たら何と咲いていました。
八重冬至A4-028 s1512210059八重冬至A4-028 s1512210059 posted by (C)雑草
場所は東門を入って右側で、梓弓の右となりの木です。
八重冬至A4-028 s1512210061八重冬至A4-028 s1512210061 posted by (C)雑草
上の画像で中央の木が開花している八重冬至です。左の大木が梓弓です。この梓弓が咲くころに本格的な梅まつりが始まります。

八重冬至といえば、桜山駐車場からエレベータのある梅桜橋を通ってこられるお客様の看板梅花となっている木が標柱「偕楽園」のそばにあります。先日NHK水戸から偕楽園の梅が例年より1~2週間早く開花したと放送された木です。
八重冬至C8-002 1512210045八重冬至C8-002 1512210045 posted by (C)雑草
「偕楽園」の標柱がちかくにあるので、桜山駐車場から梅桜橋を通ってこられるお客様の人気スポットです。
今年は根もとに枯れ葉が集められています。こうすると踏み固められることがなく、保湿保温効果も期待されて樹勢保護に役立つものと思われます。
本園内で一番先に咲いて人気のあった東門左側南崖近くの八重寒紅は樹勢の衰えが目立ち一番花が咲かなくなり、枝が枯れるなどして花数が減りました。
次に一番花となった藤棚近くの見晴広場の八重寒紅も今年はまださいていません。この木の下では記念撮影や小イベントもあってかなり踏み固められています。まだ木は目立って弱ったようには見えませんが要注意です。
本園内ではこうした落ち葉を根もとに置かれた木がたくさん見られるようになりました。また土壌改良してから梅の木を植えるなど、ここ数年はこうした梅の木を保護しようという試みが見られてうれしいかぎりです。
さらに早咲きの八重冬至は鐘楼前の芝生の周囲に数本あります。本日新たに開花したのは、芝生の常磐線よりの八重冬至です。
八重冬至C9-052 s1512210048八重冬至C9-052 s1512210048 posted by (C)雑草
この鐘楼前の芝生を周回すると3本の八重冬至の花を見ることができます。
白花の八重咲きにはもう1本御成門に六銘木のひとつ虎の尾が咲いています。

白花の一重の冬至梅も確認しました。場所は南崖の洞窟の西側にある柿の木の大木の下です。先日夕方に造園屋さんに開花した花を聞いたところ、誤って整枝してしまったとのことで、幻の開花となってしまいましたが、本日花を確認しました。
冬至梅C4-050 1512210054冬至梅C4-050 1512210054 posted by (C)雑草
一重の白花は今のところこの冬至梅だけしか確認できません。
冬至梅C4-050 1512210057冬至梅C4-050 1512210057 posted by (C)雑草
上の画像で手前の木が開花した一重の白花の冬至梅です。

本園の紅花の八重寒紅は千波湖畔から偕楽橋を渡り、東門へ向かう途中の大日本史編纂の地碑の前に本日新たに2本確認して計6本咲いています。
八重寒紅E2-076 s1512210003八重寒紅E2-076 s1512210003 posted by (C)雑草
八重寒紅E2-077 s1512210005八重寒紅E2-077 s1512210005 posted by (C)雑草

大日本史編纂の地碑前を過ぎて、南崖橋に差し掛かると右手橋の下の八重寒紅の花を手すりの向こうに確認できます。それから東門を入り左手の案内地図の看板の後ろ側にはたくさん花をつけている八重寒紅があります。それから反対側見晴亭の前で前述の八重冬至をみて、東門トイレ前から表門めがけて梅林内通路を東梅林、西梅林とかなり進むと今にも咲かんとしている八重寒紅の蕾を確認できます。西梅林での最初の開花となるかもしれません。
八重寒紅BI-106 s1512210016八重寒紅BI-106 s1512210016 posted by (C)雑草
場所は東門トイレから表門をめざして、二つの十字路と5差路を直進して、右側3~4本目です。
表門手前にはマユミの実がたくさんついていたり、ロウバイも今まさに咲こうとしています。

本園内の現在開花している梅花と近日開花予定を全部見たい方のコースとしては、
千波湖畔からの偕楽橋ー<<大日本史編纂の地八重寒紅6本>>ー<<南崖橋八重寒紅1本>>ー<<東門見晴亭前八重冬至1本>>ー((東門トイレ前冬至梅1本まもなく))ー<<御成門虎の尾1本>>ートイレ前通過、5差路右折してまもなく<<八重寒紅1本蕾>>ー表門から吐玉泉下鐘楼まえ<<芝生一周八重冬至3本>>ーエレベーター前通過<<標柱わき八重冬至1本>>ー南門通貨クヌギ門下通過、南崖洞窟手前左側<<柿の木下冬至梅1本>>ー洞窟前通過東門<<案内板後ろ八重寒紅1本>>。合計17本になります。かなりよく偕楽園内をご存知なお方でも熟知したガイドなしには難しいコースとなります。

このほか三日前の確認で猩々梅林9本、窈窕梅林2本、田鶴鳴梅林で1本計12本開花を確認していますので、間もなく30本は開花となる見込みです。

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