’60年代から70年代にかけてプロレスラーとして活躍した、フリッツ・フォン・エリックの家族を
描いた映画です。父親のフリッツは初期はドイツ出身の悪役レスラーとして活動していましたが、
途中からは善玉レスラーとして活動していたとのことです。
出演者のプロレスラーらしい身体やプロレスシーンがしっかり作られていています。
エリック家の兄弟たちは筋骨隆々ですが、内容はそのイメージとは違い人間ドラマでした。製作はA24 です。
【あらすじ】
プロレスラーであるフリッツ(ホルト・マッキャラニー)は、かなり有名になったのですが、
NWAチャンピオンになれなかったこともあり、プロモーターをしながら息子たちもプロレスラーにしようとします。
息子たちもプロレスラーを目指しますが、次々と一家を悲劇が襲うのでした。
【感想】
タイトルとポスターから、熱血スポ根もののような感じを受けましたが、内容はシリアスな人間ドラマでした。
兄弟たちは父親譲りの才能で、ある程度の成功を収めますが、次々と悲劇に襲われます。
それにはプロレスラーとして売れるために必要なことが関係しているところが色々考えさせられました。
体に大きな負担を掛けることが必要とされる仕事の大変さが解るところです。
ケビン役のザック・エフロンの演技が印象に残る映画です。
ケビンがプロレスというショービジネスから離れることで、悲しみを表に出せるシーンが印象的でした。
映画『アイアンクロー』予告編