MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

雷電二一型 審判の日

2019-11-24 20:36:00 | 機体損耗

本日はこの時期にはめずらしく快晴で暖か、風も穏やか良い感じ!

通常であればこのベストコンディションを慌ただしくも堪能しさしたるコクのないブログ記事をアップして終わりってとこなのですが・・・

今日の命題!

前回モタモタしている間に試験FLTの機を逸してしまった雷電。
眺めているのも良いのですがコレはラジコン飛行機のつもりで作製したので何らかの解を出さねばなりません。
正直、8月の時点からかなり重量超過・・・。
色々とあがいたものの根本的にはどうにもできず、途中からは重量には目を瞑り形状作製においてどこまでやっていけるのか?と言ったラジコンにはあるまじき方向に行ってしまいました。
完成とはなりましたが浮くかどうかも疑問。
前回、今回とクラブの方々にも重さを実感していただきましたがやはり笑みがこぼれるほど重いようです。

本日の飛行場模様。








































皆さんのFLTを堪能しながらF/Sチェック等を通過していない事を思い出しチェックしていただきました。

合格・・・。退路を断ちつつ前進って気分でしたが逆に早く結果が見たいって気持ちが強かったように思います。
なのでちょっと飛行場が空いたなってタイミングで特に気負いもなくはじめてしまいました。

初FLT?の様子をGdrunkerさんが撮影しアップロードして下さったのでリンクを貼らせていただきました。

雷電初飛行

文章より動画の方が圧涛Iに情報量が多くわかりやすいと思いますが、とりあえずあの瞬間を思い出しつつ回想・・・。

まず離陸滑走自体は比較的直進を保ちつつ加速していきました。
徐々にスロットルを上げて機速を上げていくつもりでしたが急に右から浮きはじめてしまい大きく傾斜「ヤバイっ」と思いながらスロットル全開にして無理やり上空に持っていきました。
無事に浮いた!飛んだよ!
現地にいた方々もそうでしょうが何より作った本人が一番ビックリ。
トリム合わせは特に慌てる事はなく落ち着いて行ける範囲でした。
ただまだ重心は後ろのように感じました。
とりあえず飛行姿勢を保ち、空力的には浮いていられることがわかって何より嬉しかったように思います。
ただ、機体下面に違和感があり・・・この時点では主脚カバー内側が閉じ切っていないのかな?と思っていました。
とりあえず上空を旋回・・・やはり重いためスロットルを絞ると如実に高度が下がります。
ハーフスロットル以上でないと高度と速度が維持できません。フルスロットルでも最高速度が伸びない・・・重量が重いと速度も伸びないのだろうか?
モーターとペラのマッチングかな?
エレベーターおよびラダーこ効きは十分だと思いましたがエルロンが緩慢・・・とてもロールを一回転!とは試せる状況ではありませんでした。
あと旋回時はとにかく機首が沈む傾向。

通常のようにタイマーを4分にセット・・・初FLTには長すぎました。
アラームがなり主脚を出しファウラーフラップを展開・・・フラップの効果があったのかどうかは不明ですが変に姿勢を崩すことはありませんでした。
ここで右主脚が出ていない事に気付く・・・。
始めに感じた違和感はカバーではなく主脚自体が途中でロックしてたようです。
旋回しながら何度かオンオフを繰り返してみましたが解消できず・・・「やむをえない胴体着陸で!」と思った矢先にパワーダウンし失速から墜落となってしまいました。

機体は手取川の河原、石ゴロゴロゾーンに落ち機首部から大破・・・主翼はほぼ無傷。
ひしゃげたバッテリーの残量から燃料切れと判明。


さて一段落してまた色々な機体をみながら情報収集。






雷電解体新書

主翼はほぼ無傷でしたがやはり重量軽減がひつようですのでプランクを外しながら色々な意見を伺っておきます。
尾翼部の強度が強すぎるのもこの際に実感していただきました。確かに・・・もっと華奢でいいかな・・・。















ありがとう雷電。

とりあえず飛ぶ事は確認できました、これは大収穫!
反省点は多々ありますがとにかく何より「次は重量を減らそう」まずコレができなければお話になりません。形的には飛ぶとわかったのだから何となく心に弾みがつきました。
今回はこういった結果になってしまいましたが眺めるだけでなく飛び込んだからこそ得ることができたんだと満足しております。
あとはエルロンの効きと着陸のデーターは取れなかったのでいつの日か次の機体でまたチャレンジしたいと思います。

皆様
この機の作製にあたり様々なご意見を賜りありがとうございました。

家族の皆様
物心様々な援助ありがとう!許されるなら次はもっと良いものを作るよ!きっと

本日の戦果
零式艦上戦闘機五二型:2FLT
局地戦闘機 雷電二一型:1FLT 試験飛行中に墜落大破 終了


結局、お披露目のみ・・・

2019-11-17 20:31:00 | 戦果報告

まず本日はお披露目だけとなってしまいました。

天気予報は昨日の晴れマークからいつの間にか曇りマークに差し替えられ、あまつさえ家を出る時点では小雨が降る始末・・・。

現地に到着した頃には小雨はなくなったので一安心。
ただ、芝生は昨日からの雨でびちゃびちゃで零戦でさえ滑走離陸に手こずるので雷電はしばし静観。

形ある内にサイト格納庫用の写真を撮影しておきます。






零戦五二型と雷電

最近は雷電ばかり見ていたせいか零戦がやたらと細く華奢に感じます。



ただ、ひたすら機会を待つ・・・。

実機ではかなり前下方の視界が悪く搭乗員から評判が悪かったようですが確かにこれでは前方が見えませんなぁ。

とりあえずクラブの方々も集まりお披露目状態にはなったのでこの辺の役割は終えたかな!
あとは飛行場が乾くのを待ちつつ過ごしてました・・・。

が、もうそろそろかと思っていた時に嫁からTELあり・・・「タイムオーバーしてますが、どうすんの?」とお叱りが・・・。
時間の感覚を間違えてあと30分あるわ!と思ってたのが30分オーバーしてました。

結局、この後撤収作業に入り帰宅となりました。
諸々、期待して下さった方、申し訳ありません。

少しのんびりし過ぎました。結果がどうあれ早く決断したい。今日来た方々のご意見の中ではやはり重量が気になります。まぁ時間が経てば軽くわけでもなし次が審判の日って事です。
来週日曜に条件が整えば向かい零戦1FLTの後に地上滑走試験をし、問題なければFLT試験って事にしたいと思います。

雷電静観中にしていた事。

前回、FLTしていた際に「やはりエンジン音が欲しいね~」と胸にささる一言が・・・。
とりあえず一度やってみたかったので一度試してみました。
HobbyKingのサウンドモジュールは手に入れていたのですがこの零戦に積むにはサイズが大きく諦めていました。
スピーカーは直径77mmで高さ30mmを無線パーツ屋で購入した直径65mm 高さ20mmに差し替え、キット標準の50gバラストを取り外し無理くり設置しました。

サウンドモジュール

サウンドのシーケンスはケースを外したむき出し状態。
試験でうまく行けばシュリンクし標準装備の予定でした。

結果は・・・失敗・・・やはりスピーカーを小さくした分、音量減・・・狭い所に無理やり詰めたので音の広がりも無し!
離陸滑走し5mも離れれば完全にペラとモーターの音が勝ってしまいます。
FLT中もまったく・・・その内存在を忘れ着陸し手元に戻ってきた時にサウンドを聞いて「あ!そうだった」と思い出す始末です。
今からすみやかに撤去致します。

Gdrunkerさんの新型機 デカスロン

30cc発動機。TOSとも現場で話してましたがエンジン音を聞きたければエンジン機飛ばせばいいだろうを直に実感します。
でもでも、一度やってみたかったんだよ。

おろしたてエンジン起動の儀式

なかなか難しい面があるようで各界の専門家が協議なさっています。

初飛行を待つ

ウッディの方は準備万端のようです。

いざ出撃



この時点で私の方が撤収におおわらわだったのですがとにかく初FLTの一枚。
帰宅の際ご挨拶できずにすみませんでした。

詳細はGdrunkerさんのブログで明日発表されるようです。

今日は感覚的に浦島太郎さんみたいになってしまった。
楽しい時間の経過はおそろしく早い。気をつけないとラジコンライフの継続に支障が出てしまいます。

本日の戦果
三菱 零式艦上戦闘機 五二型 FMS:2FLT
サウンドモジュール:費用に見合った効果出ず失敗。

三菱 雷電 二一型 自作:お披露目 格納庫用写真撮影。
試験工程に入れず失敗。



完成してから思うこと

2019-11-06 22:49:00 | 軍需工廠

雷電作製ラストスパートの様子

見た目の形はできたものの一応これはラジコンのつもりなので一通り準備をしておきます。

ジャイロ

当初は操縦席前方に搭載を考えていましたが重心合わせにせっぱつまっているので機首上面に移動。

ESC

FLTできればの話ですが一応夏場の冷却も考慮して機種下面の空気が流れる箇所に設置。
まぁ、ホントの夏場になれば私が熱ダレを起こすので別にいいのかも!

配線

これもわずかでも重心を前へ!の思い・・・ささやかな事なれどできる範囲でやっております。

受信機

アンテナ線の取り回し上、機首には載せられない。可能な限り前に設置。

バッテリートレイ

当初は、バンドで留めるつもりでしたが狭くて指が入らず。
結局マジックテープで固定しております。

重心位置

サイト等でよく見る適正重心位置、25~33%MAC(空力平均翼弦の25~33%)をマークしてみました。かいつまんだ知識しかありませんが25%が安定重視で33%が運動性重視。
私の場合は一考の余地なく安定性重視の25%にしなければ・・・ただ現状ではズレてる・・・33%の中にさえも入っていない・・・。
残念ながらバラストのお世話にならなければなりません。
とりあえず塗装してからやってみる事に!

塗装作業
ミッチャクロン

零戦好きさんのブログで紹介されていた品物です。通常アルミテープは塗料の食いつきが悪く、マスキングの作業でも一緒に剥がれてしまいますがコレを吹き付けておけば塗装の吸着力が抜群にアップするようなので試してみました。

左:アルミ地肌のまま 右:ミッチャクロン塗布

各々にマスキングテープを貼ります。

マスキングテープ除去

ミッチャクロンを塗布した方は塗膜が剥がれにくいです。思いっきりマスキングテープを剥がしてみたので塗布面側も若干は剥がれましたが通常作業の慎重さで行えば問題はなさそう。
このテストが良好だったのでアルミテープでの表面再現に向けて弾みがつきました。

ミッチャクロン塗布

当初、生乾きの上から塗料を吹かねばと思っておりましたが乾燥後でもOKなのを事前に試しました。ミッチャクロンの上にマスキングテープを貼っても問題ありませんでした。

基本塗装。

ここら辺は毎度の大日本帝国海軍機のパターンです。
上面はタミヤスプレーAS-21 暗緑色2、下面はタミヤスプレーAS-2 明灰白色。
操縦席から前方はセミグロスブラックに青を混ぜてあります。

国籍

厳かに魂を入れる儀式!と思ってやっております。


神州日本!八百万の神々よ!


どうかこのワタクシと雷電にご加護をっ~~~!


まぁ八百万の神様たちもせっぱつまって急に言われても困るだろうし他に色々と忙しいでしょうね。
とにかくバッチリと日の丸が入りました。身も引き締まる思いです。

現実に向き合って重心合わせ

再度25~33%MACをマーキング。

バラスト60g

まだ33%に入ったぐらい・・・。

さらに倍!

これでほぼ中央に来ましたがあともう少し前に出てほしい・・。

エンジンカウル内に貼る事に

防火壁とクーリングファンの間にスペースがあるのでそこに収めるようにしました。
結局120g追加か~・・・たかが120gなれど心にズッシリと重くのしかかります。
機体重量はせめて2,000gを切りたかったのですがとうとう越えて機体重量2,080g・・・全備重量(バッテリー込み)で2,380g・・・
とにかく形にするまで想像ができなかったしこれまでやるだけの事はやってきた。
今さら何ができようか・・・とにかくもう疲れた・・・。
って事で作製はこれでおしまい。

めでたく完成!
三菱 局地戦闘機 雷電二一型

完成祝いの舞を披露していただきました。

完成してから思う事。

現状のフォルムには満足しておりますがラジコンとしてはディフォルメが足りなかったように思います。
主尾翼をサイズアップした事の違和感は特に感じませんが機首をもう少し長め、重心より後方胴体を短くした方が重量重心に対しては効果あったように思います。


胴体を短くする場合、操縦席の前部・後部それから尾翼までの箇所で少しづつ行えば違和感は増さないように思います。
あと胴体の太さももう一回り細くしてもよかったかな
まぁ、それもまた実際に形にした時には印象が変わって見えるかも知れませんね♪

ディフォルメも重要だし、それより以前に材料材質の選定ももっと考慮しなければいけない。
やはり無意識の内に頑丈に作ってしまうよう。特に零戦でも着陸時によく前転するので地面と接触する垂直尾翼周辺は強度過多となったような・・・よりに寄って重心から遠い箇所が重くなります。

カウルフラップ:閉

一時は省略しようと思っておりましたが重心の不安が出てきた際に重心から前方部はバラスト載せるくらいなら凝ってしまおうと思いました。

カウルフラップ:開

動作は手動・・・スロットル開度に合わせて開閉すれば良いのでしょうが私にはそんな仕鰍ッ無理です。
開けると配線見えるのが何とも・・・せめて内部をブラックアウトにしておけばよかった・・・。

ファウラーフラップ:閉


ファウラーフラップ:中間


ファウラーフラップ:開


ファウラーフラップ:閉


ファウラーフラップ:中間


ファウラーフラップ:開

結局、2か月程作製に時間を要したファウラーフラップ。
妥協に妥協を重ねた結果スライド量、開度共に不足気味で肝心の揚力装置としての効果は?はて?さて?となり単なる面白ギミックになってしまったように思います。
間違えでも効果があれば御の字です。
ファウラーフラップに関してはもう終わったと思う反面、何かにつけ未だに仕組みをアレコレ考えたりしてしまいます。
いつかや次があるかはわかりませんがもしあれば次こそ満足できる物にしたいと思います。

今回は第302航空隊の赤松貞明中尉

雷電だと派手な稲妻マークを付けてしまいがち、実際私も今までそうでした。
今回は趣きを変え雷電が一番活躍した部隊のものとしました。
ちなみにナンバー前の最初の文字はカタカナのヨです。Eが逆をむいているわけではありません。横須賀のヨです。
Dは横須賀鎮守府所管隷下の四番目の航空隊を表しています。

主脚収納






雷電と零戦

最近は雷電ばかり注視していたので零戦がやたらと細く感じます。
画像では遠近感もあるのでわかりにくいのですが実際に比べても雷電の方がサイズ感が大きいような・・・同スケールを目指したハズなのに・・・。胴の太さが目の錯覚を誘発するのかしら?

まぁ、とにもかくにも今は目の前にある雷電その佇まいを楽しもうと思う次第です。

FLTへの不安や作製での反省点はままあれど、今はこの雷電を肴にコカ・コーラZeroをちびちびとやり、空にある姿を夢想するのが至福なのでアリマス。


令和元年 文化の日

2019-11-03 20:49:00 | 戦果報告

前回のFLTはまだ涼しかった7月21日・・・あれから猛暑の夏となり完全諦め・・・9月の半ばになった頃にはもうそろそろと思ってました。
が、活動しやすい秋の時期には好む好まない関係なく様々な行事があり流れ流されようやくFLTにありつきました。

本日は三連休の中日でしかも文化の日!
晴天で風はおだやか、飛行場は盛況でアリマス!
皆さん思い思いに文化を堪能しておいでです。


今日の空模様です。

S bach





50ccガソリン機 すごい迫力!

Gdrunkerさんの機体


テックワンEXTRA


EXTRA 力の弐号機




パイパーCub







エンジンサウンドシステム搭載!
私も零戦からエンジン音出したいという欲求にかられますが残念ながら難しそう・・・。

H田さんの機体
YS-11 全日空仕様







双発ギアダウンでスケールライクな雰囲気でFLTしておりました。
思ったように飛ぶまではトリムやモーターのスラスト調整等大変ご苦労なさったそうです。

BLUE ANGEL




三菱 F-2 飛行開発実験団 仕様






川西 局地戦闘機 紫電二一型 菅野直 大尉機





ワレ カンノ イチバン

飛行場から見えた実機


Mさんの機体
ノースアメリカン F-86セイバー ブルーインパルス仕様



しびれる!あこがれる!
でも私は見てるだけで充分です。


主翼の後退角が何ともエグい感じ、それと水平尾翼がとても小さく感じます。


操縦席内部も凄い作りこみ♪








ジェットエンジンだけでも凄いと思っていましたが、スケール機のジェットとなれば尚更格別。

T田さんの機体
SA315B ラマ




H本さんの機体
カーチス P40 ウォーホーク 中華民国義勇軍 フライングタイガース









見る人が見るとわかる!初期型なんだそうです。
下アゴの膨らみで判断できるそうです。
それにしても軍用から民間まで凄い守備範囲が広いなぁ。

ジジさんの機体
チャンス・ヴォート F4U コルセア





エンジン機なので当然エンジン音が鳴る!
雷電の試験飛行で結果出た後に真剣に零戦にサウンドシステムを考えてみようかしら♪

んでワタクシの方は
今日は零戦五二型を一機のみ
雷電の試験飛行前に少しでもFLTの感覚にも触れておかないと!
ただ、やはりキットはよくできてるなぁ。軽量だし10mくらいでフワっと飛び立って行く。
久しぶりに零戦を手にした時に「うわ軽っ」って思ってしまった。
雷電はどれくらい滑走が必要だろう?
あまり零戦でのFLTは直接の参考にはならないのかも知れませんがとりあえずウォーミングアップ
事で納得しておきましょう。


とにかく今日は久しぶりにFLTで満足、眺めて満足、話して満足とRC熱を吸収できました。

本日の戦果
三菱 零式艦上戦闘機 五二型 FMS:3FLT