昭和52年、小学1年生の頃。
当時の私自身はいまいちピンと来ていませんでしたが世の中ではスーパーカーブームがあったようで巷ではスーパーカー消しゴムや模型や書籍やカード等々が流行り様々な所で関連品が溢れておりました。
1976年・77年と富士スピードウェイでF-1が開催された事もあり当時は何かとそれら速い凄い車関連が良く目に付き当然ながらしっかりと影響を受けておりました。私は子供の頃から速いモノ、戦うモノがとても好きだったのでスーパーカーやF-1マシンはどストライクでした。
スーパーカー消しゴムもいくつか所有していましたが私が一番気に入っていたのがコレでした。
河合商会 1/38スケール スーパージュニアーカー
ランボルギーニ カウンタック LP500S
当時の国産車にはないエキゾチック!いかにも速そうカッコイイ!
パカパカライトに上に開くドアと子供が好きそうなファクターが多い。
スーパーカーの中でも何となくこのカウンタックが主役みたいに感じておりました。
100円握りしめて住んでいた上諸江のアパート はるみ荘からてくてくと歩いて北安江にある安江住吉神社の近くの駄菓子屋で購入していました。
側面には他ラインナップがあります。カウンタックが描かれているのはラインナップがまだ二つだけだったのかな?
当時はフェーラーリが2番目でポルシェが3番目に好きっと思っていました。
ジュニアカーではなくジュニアーカーとなっているのは最近気がつきました。
カウンタックって読み方は日本だけでで実際はイタリア語ではクンタッチだと知ったのは30数年後・・・どうにも上書きできず・・・カウンタックって読みがしみついてます。
裏面に組み立て説明があります。
当時の記憶では上箱を開けるとその裏面にこの組み立て図があったように思うのですがロットで変わったのかな?
中身を出すとこんな感じ。成形色は4つあるそうです。
何度も買ったのですが赤い成形色のカウンタックだと自分の中では当たりだと思っていました。
昭和の金型なので色々なものがついていたりします。
爪切りでパチパチにカリカリにシャカシャカとやったもんです。
とりあえず塗装しました。
素組みにするか迷いましたが赤いカウンタック見たさが勝ちました。
はて?当時はどうだったろうか・・・運転席のパネルの下面にステアリングホイールを差し込む穴があるのですがどうやっても届かない。
あの頃、組み立てに特に悩んだり苦労した記憶もないので何か違うのかな!
仕方ないのでそのまま接着しました。
シャフトに前輪をはめ込みましたがシャシーとシャフト長の関係から左右に大きくブレます。まぁ当時は気に留めていなかったです。
今はもうピュアではなくなってしまったので気になるところは手を入れてしまう。
2.5mmシャフトをカットし隙間をプラパイプで調整してしまう。
後輪を駆動させるパワーユニット(ゼンマイ)
こちらもシャフトが短いので長いものに交換しました。
パワーユニット(ゼンマイ)をシャシーに組付けました。
パワーユニット(ゼンマイ)の固定は裏面のツメを曲がるだけです。
あとは上物をかぶせて完成です。
ランボルギーニ カウンタックLP500S
今でもカウンタックならば後方に羽根がある方がかっこいいと思ってしまう。
今見るとちょっとずんぐりした印象ですが当時まだピュアだった自分にはコレで充分。
かっこいいカウンタックを所有できてご満悦でした。
北安江保育園の隣にある公園でY田君と良く競争させたもんです。
砂場で遊ぶもんだからすぐパワーユニット(ゼンマイ)が砂噛みして不具合発生してました。
ゼンマイ多く巻けば良いなんて思って限界いっぱいまで回したりするもんだからその内にバチンって音がなってパワーユニット(ゼンマイ)終了・・・もあったなぁ・・・。
当時はプラモデルって概念が自分にはなかったのですが今思えばコレが初だったんですね。
これから先、沼にはまるきっかけとなった1台でした。