MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

Ki84 尾翼作製

2024-07-23 20:24:53 | 軍需工廠

編集用のPCで数ヶ月前から画面に数本の縦スジが入り始めていたのですが徐々にその数が増え、何とかスジを避けながら騙し騙し作業してました。

が、前回の投稿してから画面全体がフラッシュするような症状も発生しごまかしが効かず編集不能状態に・・・やむえず修理に出しておりました。

モニター本体一体型なので諸共です。

投稿はスマホでもやろうと思えばできるのですが文字を打つのも煩雑になるし字は小さいし画像の編集ももどかしい・・・面倒すぎるって事でお休み。

昨日、修理を終えて帰ってきたのでようやく作業の続きを掲載できます。

 

ハイペリオン Ki84 作製の続きです。

水平尾翼は板状です。胴体はFRPでなかなかの良い作り、主翼はそこそこの作り、垂直尾翼とラダーもFRP胴体に付随し良い感じに造形されているのに全体的に見てココだけチープに感じます。

重心から離れた後方をゴチャゴチャ加工するのは憚られますがこのままってわけにはまいりません。

 

翼断面形状

元の厚みがあるので図面通りってわけにはいきませんがそれらしく。

 

おおよそのバランスは実機の縮尺に近いです。

主翼と違ってあまりディフォルメは入っておらず、形さえ整えればまずまずってとこかな!

 

フィルム剥がし

厚み3mmのバルサ骨組みが出てきました。

 

垂直尾翼

この後の行程で尾部をしっかりさせないといけないので以前削り取った垂直尾翼のバルサを復元しました。

 

水平尾翼確認

説明書には特に記載はなかったのですが知恵の輪のような感じで差し込まなければなりません。

フィルムが貼ってあった場合こすれて無事にすまないように思います。

 

基本の状態を確認

昇降舵の左右は連動は細いバルサで繋がっています・・・見た目不安。

 

作業開始

昇降舵の左右連結部をカットしました。かわりにピアノ線を差し込みますのでその箇所にバルサを追加しました。

 

ピアノ線

左右の昇降舵は2mmのピアノ線で繋ぎます。今はまだ仮止めです。

 

2mmバルサでサンドイッチ

両面に瞬間接着剤で固定しました。

 

成形完了

横から見て楔状に削ってから羽布張りモールドを入れました。

やや厚ぼったいように思いますが主翼を基準にするとこれくらいかと!

 

水平尾翼固定

まず水平尾翼のベースを胴体に接着固定、それから両面に3mmバルサを接着しました。

 

削って削って成形完了!

翼断面形状を意識しながら、胴体から先に向かうに従って薄く・・・まぁ、こんなもんだろう!って感じ。

 

次は

昇降舵と胴体の間の隙間が気になる。

 

図面を見ながら・・・

何となくでバルサで形を合わせました。

 

フィレット

胴体との面構成が切り立っているので木工パテでフィレットを成形します。

見た目の変化はわずかなモノですが存在があるとないのでは大違いです。

 

表面をなめらかに!

主翼同様にアルミテープを貼るため密着性を良くするためにウレタンニスを塗り、乾燥後サンドペーパーで磨きました。

 

尾翼部作業完了!

アルミテープを貼ってできあがり!

重心から離れた後部なので欲望を抑えようと思いつつも結局は気が済むまで行ってしまった・・・。

あとでどうなっても知らんよ~って終わってから思います。

 

つづく・・・。


Ki84 尾灯と尾輪

2024-07-15 15:45:46 | 軍需工廠

ハイペリオン Ki84 作製の続きです。

 

尾輪について考え中~。

疾風の尾輪は引込式しかもカバー付き・・・。

狭いスペースに収めなければいけない。今までの零戦1,100mm等で利用してきた自作ではカバーの展開ができない。

ネットの広い海を漂いながら見つけた尾輪引込みユニットを購入し考える事しばし・・・。

 

煮詰まったのでとりあえず開口します。

今回は胴体がFRP製なのでビビりながら進んでおります。完成しているものに手を加えるのはいつもドキドキ。

とりあえず開口箇所をマスキングテープで認識しやすく。はじめは切断面の削れを少なくしたいのでカッターでの切断を試みましたがまったく進まないので諦めてリューターに丸ノコを付けてカットです。

 

開口しました。

想像通り狭い。切断面のガラス繊維に触れるとまたかゆくなるので難儀します。

 

方向舵側

方向舵を取り付ける面はバルサになっておりました。

このままでは作業がやりづらいので一旦バラバラにして取ってしまいます。

 

取りました。

尾輪の加工にはあまり関係なさそうですが当該箇所への見通しは良くなりました。ただ、まだ全然構想がまとまりません。

 

一旦、逃避を兼ねて寄り道します。

あ!尾灯が何とかできそう・・・。

尾灯についてはオミットしてもよいかと思っていましたがこのように加工できる可能性が見えてくるとヤル気が出て来ます。

 

翼端灯のモールド

疾風は垂直尾翼の両面に尾灯があります。これもあってこの狭い箇所で2箇所点灯は組み込めないと思っておりました。

 

ライト部分開口!

元のモールド基準にしながらリューターで削りながら行ないました。ちょっと大きくなってしまった・・・。

これを両面施しました。

 

光漏れ対策

点灯した場合に光が素材を透過したり接着面の隙間からの漏れを防ぐため内面にアルミテープを貼りました。

 

以前、念のために作製してあったクリアパーツ

尾翼内部から位置を合わせて周囲を瞬間で接着、何となくレンズに見えるのでよしよしです。

 

LED

左右で2個のLEDを仕込むことはできないので、この1灯で両方を点灯!!と言う事にしたいと思います。

 

LED取り付け

バルサの端材にLEDを組付け。バルサ表面にはアルミテープが貼ってあります。

 

LEDをセット

光の指向性があるのでこれでいいのか?とも思いますがこれ以上は頭に浮かばない。

 

点灯してみた。

部屋の中で見ている限りはこれで十分な気がします。実際に今までのFLTだと空に上がったらすぐにその存在を忘れてしまう。

頑張って装着した!点灯した!!これで満足して本道に戻ります。

 

引込み脚ユニット

尾灯作製も終わり逃避から帰ってきました。

正直まだ構想はまとまりきっていませんが購入した引込脚ユニットを参考に作りながら考える事にしました。

そのままだとサイズが大きいのでお手本にして小型版を作っていきます。

 

ベース

ベースは1mmカーボンで強度が必要そうな箇所は2mmカーボンです。

 

尾輪可動部

0.5mmアルミ板を曲げ加工しバルサブロックと合わせました。

 

引込脚ユニット

ベースとなるものができたのでここからは現物合わせしながらやっていきます。

手動で動かしてみた限り開閉動作に問題はないようです。

 

現物合わせ開始

先の展開を想像しながらの作業は楽しくありますが不安も大きい。とりあえず自分の感覚を信じて進みます。

まず第一弾、後で役に立つことを願いつつ開閉カバー用のカーボン材を接着。

 

尾輪用タイヤ

キット付属のモノは大きく収納できないので小型のものをお取り寄せしました。

 

2mmピアノ線

曲げ加工したものに尾輪を取り付けしました。

 

手探り作業の第2弾

尾輪のステーをバルサなどでそれらしく装飾。

ユニットに組み込み、そのままだと尾輪の角度がフリーなので引込時に中立なるようカーボン板とスプリングを取り付けました。

 

 

尾輪展開時

しっかりホールドできます。まぁ、お手本がしっかりしていたので当然か・・・。

 

収納時

尾輪方向維持のスプリングの影響か展開と収納でやや力加減が違ったのでスプリングの長さを調整しました。

引き込んだ後のサイズ感は機体に収めるのに充分となりました。

 

取り付けベース。

ユニットを機体に固定するためのベースです。

2mmバルサ・2mmベニヤ・2mmバルサのサンドイッチです。

エレベーターリンケージやラダーリンケージに干渉しないように現物合わせしながらこのような形に落ち着きました。

 

これから地獄。

この狭い箇所にしっかり位置合わせをして接着しなければいけない。

当初はガラス繊維に触れるのがイヤだったのでニトリル手袋を装着してましたが突き詰めるとどうしても皮膚感覚が足りず微妙な位置調整に納得できなかったので結局素手で行く事に・・・。

 

チクチクでかゆいかゆい

何とかかんとか位置を合わせて接着固定ができました。大きい犠牲を出しながら進軍したって感じ。

 

尾輪ユニット 仮固定。

ネジで固定し状態を確認していきます。

今は方向舵のあけた箇所からまっすぐドライバーを入れネジを回すことができますがココを閉じたあとはメンテナンスは難しそう。

壊れない事を祈ろう。

 

実機図面と比較

収納時は胴体内に収まり、展開時も実機と比べてもだいたい良い感じになりました。

 

尾輪引き込み用サーボ

FMSの動作が遅いタイプです。元はフラップ用だったように思いますが作動角度や速度の個体差が大きく使用できなかったのでずっと在庫として眠っておりました。

 

第3弾 トビラ開閉

ここに至ってもまだトビラ開閉の仕組みは確立しきっていないので現物合わせでおこなっております。

開閉スプリング取り付けのためフックを装着。リング穴1.3φ・・・もっと小さいリングのものを探していましたが見つからず。

 

カバー側リング取り付け

カバーにヒンジとリングを取り付け。

リングの位置は初めは中央に取り付けましたが開閉動作を繰り返してこの位置に落ち着きました。

 

開閉動作確立!

展開時は縮みきったスプリングで押し出し、収納時は若干スプリングが伸びて閉じきる事をめざします。

 

動作確認

フックリングの穴がスプリング径に対して大きいため遊んでしまいバラツキがでます。

なのでフックリングに爪楊枝を差し込んで接着固定、余分をカットしてスプリングの遊びを少なくしました。

あともう少し!

①閉じた状態での面一を均一にしたい!

②展開時にカバーが開き過ぎる!

と、思う事はまだありますがとりあえず目標値には届いたのでこの作業は一旦終了し次に行きます。

作業を進めながら改善策が浮かびあがったら試していきたいと思います。

 

 

また動いている絵で見た方が話が早いと思うので動画を載せておきます。

 

これから先はあまり頭を悩ませる作業は無いはず・・・無いことを願う・・・。

 

つづく・・・。


Ki84 主翼作製完了

2024-07-06 22:55:50 | 軍需工廠

ハイペリオン Ki84 作製の続きです。

 

エルロン用サーボ

ベースにネジ止め。ホーン用の切り欠き穴があります。

 

主翼取り付け箇所にネジ固定しました。

 

メンテナンスハッチ

以前、雷電を完成させた後に思った事・・・。

完全密封したのでファウラーフラップがトラブった時どうすんの?まぁ、その時は主翼切開やむなしか!

と、思い続けていたので今回はメンテナンスハッチを設けました。

 

胴体側にツメを差し込んでもう片方をネジ固定です。

 

主翼内部作業完了

蝶型フラップ、主脚、翼端および着陸灯、サーボを搭載、これにて主翼内部の作業は終わりました。

 

プランク

上下面共に0.5mmバルサでプランクしました。

これ一度プランクしたのですが次の工程で失敗してしまい全剥がししての2回目となっております。

 

翼端は翼端灯周りのプランクがなかなか難しい。

 

そのままではペコペコ感が消えないので木工パテで形を整え増した。

 

ものは試し

これも雷電を実戦投入してからわかった事!

日差しでバルサ表面の空気が膨張し貼り付けてあるアルミテープが浮き上がってしまう。

その対策としてバルサ表面に塗膜を作り平滑性を上げてアルミテープの密着性を向上し尚且つ空気の発生箇所を潰したい。

先に失敗の話をしましたがこれの前に水性ウレタンニスをハケ塗りを行ないました・・・0.5mmバルサに対して塗布した水分が多すぎたようで表面がベコベコとなり修正不能になりました。

なのでスプレーでの重ねがけに変更しました。

 

干して硬化を3回繰り返し。

 

ウレタンクリアーが完全に硬化したところで表面を研磨しサーフェーサーを吹っかけてまた研磨。

ちょっと過剰だったかも知れません。

 

アルミテープ貼り

全体に0.03mmのアルミテープを貼りました。

疾風の塗装に関してはグリーン系か無塗装のジュラルミン表現が良いのか作製しながらずっと考えておりました。

無塗装で行く場合も考えてテープの密着向上のためやや過剰に表面処理にこだわりましたが画像を見てわかるようにテープとテープの貼り合わせのスジがどうしても見えてしまう。ザックリ4本・・・。

グリーン系で塗装することにしました。

 

メンテナンスハッチ

これにもアルミテープを貼りました。

この画像だとさらにハッキリと貼り合わせのスジが見える。

アルミテープは幅が38mm・・・もっと幅が広いものがあればまた夢が広がるのですが・・・。

現状これらを解決しようとするとアルミテープをパネルラインに合わせて細かく貼っていけばいいのでしょうがさすがにしんどいです。

 

主脚カバー

内側の主脚カバーは0.3mmのアルミ板から切り出し、それにヒンジを取り付けました。

 

いつもの機体を参考にピアノ線を押し込んでの開閉です。

閉じた状態でカバーの形状を主翼に緩やかに合わせます。

 

主脚カバ上部を取り付けます。

 

主脚カバー上部を接着しました。

 

主翼接合

カンザシに木工ボンドを塗りたくり差し込み。

左右主翼を接着固定!

 

年始に半月板損傷を起こし長時間のじっくり作業ができず日にせいぜい15~30分となり主翼だけで半年以上もかかってしまった。

蝶型フラップがしんどかった。まぁ好きでやってんだからアレだけど・・・。

いちいち中断と再開を繰り返す・・・継続して考え続け手を動かさないと無駄な時間ばかりが多くなりますね。

最近はだいぶ膝も回復したし暑くて外にも出られなくなってきたので製作スピードも増すかと思います。

 

つづく・・・。