デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

圧力チェッカーを改造しました

2010年11月16日 19時32分30秒 | Weblog
2010/11/16 (火曜日) 晴れ


先日工作した圧力チェッカーに不具合があった。
乾燥した空気の圧力をチェックするときは問題ないが、
水蒸気の圧力をチェックすると、動作が鈍くなり、
特に蒸気圧が減っていく場合は、指針が全然戻らなくて
いつまでも高圧を示したままになってしまうのだ。

何でだろう?
針を動かすリンクが重いのだろうか?
注射器のピストンが押す場所の摩擦が大きいのだろうか?
注油したり、動きをチェックしたりしたが、ダメだった。
長いことあーでもない、こーでもない、と頭をひねっていたが
やっと原因がわかった。
圧力をチェックするために蒸気を引き込んだ注射器の内部が湿って
摩擦が大きくなって動きが鈍くなるのだ。
特に高圧がかかって注射器の中筒が押し出される量が大きいと
(摩擦が大きくても圧力が強いので押し出される)圧力が減って
戻るとき摩擦が大きくてそのままの位置で停止してしまうのだ。

注射器は乾いているときは本当にスムーズに軽く押し出せるが
湿ったり、濡れたりすると、とたんに摩擦が大きくなるのだ。
これでは水蒸気を扱うことができない・・・・ 困った!

何か注射器に代わる圧力センサーを探さなくては・・・・
無い頭をしぼってあれこれ考えてみた。
夜店のヨーヨーの硬い風船はどうかな?
薄い真鍮板でぺこぺこの缶を作ろうか?
アルミのピストンを作ろうか?
床に就いてからもあれこれ考えてなかなか寝付けない。
「あっ、そうだ! あのスポイトがいい!」
100円ショップで買ったインクを吸い取るスポイト。
一応蛇腹がついていて伸び縮みするように「なっている。
ただ、水蒸気の高温に耐えられるかどうか心配だ。
朝一番でテストしてみよう!


↓  100円ショップで買ったスポイト。 蛇腹がついているので伸び縮み出来る。
    蒸気の高温に当てても大丈夫だった。



↓  注射器を取り外してスポイト・センサーを取り付けた。 




↓  目盛り版を取り付けてほぼ完成だ。



↓  針に触れないように透明プラスチック板をカバーにした。 これで工作完了だ。
    この工作は思ったより難しくて(取り付けネジ支柱を作るのが大変だった。)時間がかかってしまった。



↓  夕食を終えてすぐ自室にこもり、最後の仕上げをした。   鉻板なんかつけっちゃたりして・・・・・



↓  早速、ボイラーの蒸気圧をチェック。 火を消してスムーズ圧力が下がっていくのが確認できた。  



よく晴れた一日だった。
だけどとても寒かった。
こんな寒い日に新しい作業場で工作するには初めてだ。
朝のうちちょっと日が当たるが、その後はずーっと日陰でとても寒かった。
でも、工作に熱中し始めると寒さも忘れてしまった。
この圧力チェッカーを作るのに3日かかった。
頭で考えたようにはなかなかうまくいかない。
まぁ、何とかクリアーできてよかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする