デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

何とかここまで来ました・・・・・

2011年05月03日 20時07分58秒 | 工作実習
2011/5/3 (火曜日) 曇り後雨


いよいよボイラー工作の最難関、後蓋の密閉ロウ付けをした。
こういう形のボイラーを作るのは二度目だが、今回はとても難しいと感じた。
初めて作ったときは「めくらヘビにおじず」で何でも平気で挑戦していたが
そのときいろいろ失敗を経験して少しは利口になったのだろうか・・・・・
いや、いや、今日も朝早くから、夕方まで、何度も何度も失敗を繰り返しながら
ガスバーナーを点火してロウ付け作業に熱中する姿はバカ丸出しだった。



↓  煙管(のつもり)の銅パイプを全部取り付け終わっていよいよ後蓋の密閉工作に入った。
    これは後蓋に加工した銅板を軟らかくするために焼き鈍しをするところ。


↓  焼き鈍しをすると驚くほど軟らかくなってしまう。



↓  切込みを折り曲げて胴にぴったりはまるようにした。



↓  今回はビス止めにしてバーナーで炙っても形が崩れないようにした。(新工夫です。)



↓  さぁ、これから最後の難関、ロウ付け密閉を始める。 緊張!



前回のボイラー工作でバーナーで炙るとその熱で材料が反り返ってとても苦労したので
今回は小さなネジで蓋を固定して形が崩れないようにした。
ところが思うようにはいかないものだ。
やっぱりあちらこちらが歪んで隙間ができて思うようにロウ付けできない。
悪戦苦闘して一通りロウ付けを済ませた。
漏れはどうだろうか?
水を張ったバケツに沈めて給水口から息を吹き込んでみた。

ぶくぶくぶく・・・・・・

あちらこちらから泡が吹き出す。
まぁ、こんなものだろう。
さぁ、それからが大変。 一箇所、一箇所、漏れを確認して塞いでいく。
漏れる箇所は隙間が大きくて銀ロウが回らないのだ。
銅板を小さく切ってその隙間に当ててロウ付けして塞ぐのだが、なかなかうまくいかない。
何度も何度も炙って、地が荒れてついには熔けてしまい穴が開いてしまうことも度々だ。
これはとても手に負えない・・・ もう諦めようか・・・
こんな弱気になってきたがそのとき

 「・・・・貧弱な工具と手作業で工作するには根気よく・・・・」

の言葉が浮かんできた。
そうだ、折角苦労してここまできたんだ。 ここで諦めたら今までの苦労は水の泡だ。
思いなおして根気よく漏れ箇所をつぶしていった。

やっと最後の漏れ穴を塞いだ。


↓  やっと泡が出なくなった。 やれやれ・・・・・



↓  いつの間にか外は雨が降っている。 雨にも気が付かず、夢中で工作していたんだよ。  



↓  前から見たところ。 ぼこぼこロウ付け跡が痛々しい。



↓  後からみたところ。 真っ黒なこげ跡が悪戦苦闘を物語っている。




↓  底面の様子。  煙管(のつもり)パイプの効果はどんなものだろう・・・・




腕時計を見るともう4時半過ぎだ。
かなり強い雨が降っている。
今日の工作はこれで止めよう。



コメント
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