< センス・オブ・ワンダー>
我々は、我々の心が忘れてしまった
もう一つの「センス・オブ・ワンダー」があることに
気がつきます。
人との巡り会い。
いま、この地球上に生きている70億の人々。
その中で、我々は、
この「一瞬」と呼ぶべき短い人生において、
どれほどの人々と、巡り会えるのか。
そのことを思うとき、人との巡り会いも、また、
一つの奇跡であり、不思議であることに、気がつきます。
田坂広志
この文章は、私が参加した地球探検隊からのお誕生日メールに
書いてありました。
70億人は想像をはるかに超えた規模ですが、
日本の人口1億2千万人を考えたときに、
品川で毎朝、港南エリアに向けて通勤しているビジネスマンの大移動を見たときに、
こんなにたくさんの人の中から、一体どうしてこの人が選ばれて
知り合うことになったんだろう?
どうしてこの会社の、この人たちと働いているんだろう?という事を考えると、
これはまさしく奇跡としか言いようがないです。
私が今の会社で働いている状況を作るためには、私の人生に関わってくれた人との
出会いがなければ絶対に起こりえなかったことです。
それは私が新卒で就職したアイシンAW時代に知り合った人から始まり、
その時々で知り合った人たちのアドバイスやサポートが脈々と繋がり、
ここまで来ることができました。
決して自分一人でやってきたわけではなく、あの時のあの人がいなかったら
今の私はいなかったという、人生の転換期に必ず重要な人が現れています。
不思議なことに、そういう人は普通の知り合いとして現れ、そういうことが起こってから
この人との出会いの重要性に気が付くことが多いです。
これはまさに人生の奇跡です。
明日私はまた一つ年を取るのですが、この先の1年で新しいどんな人と出会って
その出会いが何をもたらすのでしょうか?
センス・オブ・ワンダー