2泊3日の旅の最終日は鳥羽で海女になりました。
これは強く願った直子さんの粘り勝ち。だって、前日は一旦はあきらめた企画だったのです。
予約は取れない、雨が降りそう、車がない、雨の中荷物を持って歩いて移動できない、
海女小屋からどうやって鳥羽駅まで戻るのか?(鳥羽駅までは車で30分以上かかる)
ダメダメづくしで、さすがの直子さんもこれにはお手上げ。
「明日は鳥羽水族館でラッコでいいよね」と確認し合ってその日は寝たのでした。
一夜明けて、空は天気予報通りのどんより雨雲。あ~やれやれ。
ホテルのバスで、石神さん(女性の願いを一つだけ叶えてくれるというパワースポットで有名)に行って、
そのままホテルのバスで鳥羽駅まで行くつもりでホテルを出ました。
事態が急変したのは、石神さんの近くにある『相差海女文化資料館』で、海女小屋体験のチラシと運命の
出会いをしてしまったから。
そのチラシには、海女さんが海の幸(サザエ、大あさり、ホタテ、伊勢海老など)をかまどで焼いている写真が
載っていました。
『本物の海女文化にふれる体験』
「これか~、これを直子さんはやりたかったんだね~。この海女小屋ってどこにあるんだろうね?」
と私が訪ねた次の瞬間、直子さんは資料館のお姉さんに「これってどこですか?」 と速攻で聞いていました。
行動はやっ!
聞けば、ここから歩いて10分ぐらいの場所らしく、今日のこの時間だったら多分席は空いているとのこと。
その上、荷物はこの資料館で預かってくれる。傘も貸してくれて、鳥羽駅へはローカルのバスが出ていることまで
教えてくれた。
「なんだ、行けるじゃん。行っちゃう?行ってみよっか?」
このノリの良さは天下一品。そうと決まれば、さっさと計画変更。
ホテルのバスの運転手に、「私たちここで降りますから」 と告げて、あっけにとられる運転手とホテルのお客さんを
尻目に、単独行動に出たのでした。
今にして思えば、この写真の石神さん(新明神社)が願いを叶えてくれたのかもね~。
海女になった私たちの写真は次回です。