「あの人に限って犯罪なんて犯すはずはない、信じられない」
というような事件が世の中には良く起きていますが、それでは、あの人じゃなかったら誰がやったんでしょうか?
あの人がやったことなのです。
これは「ワニの脳」の仕業なのです。
「ワニの脳」とは、食べる、寝る、排泄するというような、最も本能的な脳の働きです。
そこから数百万年後に、哺乳類の脳に進化し、つながりを求め、感情を持つようになります。
更に数百万年後に、人間は言語を使い、正誤の判断をし、社会的な生物になりました。
さて質問は、ワニの脳は進化の過程で淘汰され、なくなってしまったのでしょうか?
答えはノーです。
社会生活を営むために、それがいては都合が悪いから、気づいていない、もしくは気づかないようにしているだけです。
でもそのワニはあなた自身です。
よって、「あの人に限って…」 という あの人は、あの人自身であり、脳の奥深くに潜んでいたその人の人格なのです。
この話は、「あの人は2面性を持っている」という、その犯罪を犯した人だけを特別扱いするような考え方よりも、
より真実味があると思いました。
う~ん、私のワニは何だろう?
探るのは都合悪いし、怖いですよね。
でもこれを克服できると自由を感じることができるようです。
私もそれに近い感覚を体験しました。