買い物に夢中で、写真を撮ることを忘れてしまったのですが、シェムリアップには
ナイトマーケットとオールドマーケットというみやげ物屋がぎっしり並んだエリアがあります。
ぎっしり店が並んでいるんだけど、売っているものはどの店もほとんど同じ。
だからどこで買っても同じかというとそうではない。全部電卓叩いて交渉で買うので、
あっちの店で売っていたスカーフ1枚10ドルが、こっちの店では3枚5ドルだったりします。
こういう時は3人いると情報を共有できるので便利。
私が値切り交渉に苦労していると、「そのスカーフはあっちの店では3枚5ドルだったよ」
という助け舟が入り、「じゃあ、あっちで買う」と移動をし始めるや否や、「お姉さん、ちょっと待って」
とガシッと腕をつかまれ、再度交渉が始まり、こっちの要求価格に下がるまでひたすら交渉を続ける。
なので、これは買い物と言うよりも、我慢比べ。根性があれば相当安く買えるけど、
「あ~、もうめんどくさい」となってしまうと、ちょっと高い値でつかまされることになる。
なのでお勧めは毎日通い、物価の感覚を身に付けて、交渉のスキルを上げること。
3日目ともなると、「1枚10ドル?冗談じゃない、そんな高いのは買えません、じゃバイバイ」
と自信を持ってお店を去ることができます(笑)。
そうすると、お店の人は、「ちょっと待って、お姉さん。1枚7ドルでどう?」と声をかけてくるので、
その時におもむろに振り向いて、「7ドル?」と言いながら、もう一度商品を手に取って、買うそぶりを
見せながら、「5ドルだったら買う」と再度交渉に入ります。
これはなかちゃんに教えてもらったテクニック。効果大です。ぜひお試しください(笑)
ガイドによると、交渉の結果、大体半額ぐらいになるのが一般的らしいです。。
しかし、やってるうちに、高いんだか安いんだか感覚が麻痺してきて、気がついたら、たった1ドルの交渉に
15分以上時間を使ったりしてヘトヘトになっていたりするので、冷静になることも必要(苦笑)
そして、やっているうちに何を買ったのか訳が分からなくなり気がついてみれば、大量のスカーフを買いこんで
いたりするので、十分注意が必要です(笑)
これは実体験。
こういうお店を経営しているつわもの揃いのお姉さん方は、ほとんどが中国人らしいです。
中国人はどこに行ってもたくましい。
ところでカンボジアにはリエルという通貨があるのですが、観光客はこれをほとんど使いません。
何を使うかというとUSドル。コインはないので、すべて紙幣を使います。端数が出た場合のおつりは
リエルで戻ってくるけど、100リエルが2円相当なので、どれだけお札を集めてもやっと水が買えるぐらいにしか
なりません。みやげ物屋では、リエルを出すと拒否されたりします。
自分の国の通貨の価値よりも、ドルが重用されてしまうなんて、複雑。
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