「アルハンブラの想い出」というクラッシックギター曲にまつわる私の思い出。
それは私が高校1年生の時のこと、ある日ある時母親が、突然私に言ったのであった。
母 「ねぇ、ギター習ったらどう?」
私 「はぁ、何で?」
母 「ギターはいいわよ。ギター1本あれば、どこでも音楽を奏でることができるし、家の中でも外でも引けるし、ギターが弾けると、きっと楽しいわよ」
私 「突然、何でそういう話になるの?」
母 「いいじゃない、ねえ、やりなさいよ」
私 「やだよ、別に習ってまで弾きたいと思わないし」
母 「なんでよ(怒)、つべこべ言わずにやりなさいよ」
なんで突然こんな話になったのか、後にも先にも全く思い当たらないのだが、なぜだか数日後には、安っぽい初心者向けのギターが我が家の居間に突然現れ、その数日後には、私はギターケースを抱えて、暗い夜道を歩き、「ギター教室」なるところへ通い始めたのであった。
今思い出しても、あの3ヶ月は何だったのか?
母親の突然の思いつきは、3ヶ月後には、すっかり情熱を失い、私も想像以上にクラッシックギターが難しい現実を知り、急速に興味が薄れていき、いつの間にかギターは押入れの隅に追いやられてしまい、あっけなくジエンド。
その時の練習曲が、「アルハンブラの想い出」だったのです。この曲を聴くと、ギター教室の少しかび臭い部屋の匂いと、畳の間に椅子が置かれただけの殺風景な6畳間を思い出すのです。
以上、アルハンブラ宮殿とは何の関係もない、私のアルハンブラの想い出でした。
次回は本物のアルハンブラ宮殿をご紹介します。
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2 コメント
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- おひさしぶりです (YUKO)
- 2010-05-28 07:13:24
- やっぱりおおみくんだったんですね。母から聞いて、最初は「誰のことを言っているんだろう」って思っていたのですが…。元気ですか?変わらず会社の経営者をやっていますか?母のボランティアの参加していただき、ありがとうございます!これからもよろしく。
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- やっとみつけました (おおみたかし)
- 2010-05-27 21:30:31
- お母さんのボランティアに参加して、このブログを教えていただきました。ところが、「今日という~」タイトルが多すぎて4,5日たっても見つからず、とても孤独な気分でした。結局お母さんにまた伺うことにしました。元気で素晴らしい人生を歩んでいるようですね。後輩として誇りに思います。
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