いい本を読みました。
2017年の本屋大賞2位になった本です。
学校教育と塾の問題を取り上げた作品で、みかづきというタイトルは、学校教育の問題は
いつまでたっても満ちる事がないところから名付けた様です。
本の中にもありましたが、学校教育の批判は何も今に始まった事ではなく、戦前、戦後、高度経済成長期、
バブル崩壊、ゆとり世代、そして今日まで、時代は変われど常に批判され続けている様です。確かにそうです。
この本は学校教育と塾の相容れない関係性の重いテーマを掘り下げて世論に問うのはもちろんですが、そこに描かれている登場人物が魅力的です。
それぞれが人間味があって、離れたりくっついたり、裏切ったり裏切られたり、散々な状況の中で逞しく生きていく姿に惹きつけられます。
この小説のストーリーは朝ドラにピッタリ!と思っていたら、来年1月からNHKでドラマ化される事が決定した様です。
朝ドラではなく、6回シリーズで放送されるらしいですが、なんと吾郎さん役は高橋一生!
吾郎さんは女性にモテる役だけどちょっと頼りなさげだから、私の中では「北の国から」の田中邦衛(同じ五郎だから?)だったのですが、
高橋一生が演じるとは!
きゃー、これは絶対見逃せません。
皆様も、放送前にご一読される事をお勧めします。
でもこの長編をたったの6回で終わらせるのはもったいなさすぎ。朝ドラにするべきです!もちろん高橋一生で!
吾郎さ〜ん
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