なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

カマツカ(バラ科・カマツカ属)落葉小高木

2015-05-15 18:33:46 | 樹木
 山裾の道を通っていましたら、白い小さな花をたくさんつけた木が目に入り、車を駐めました。
以前に撮ったことのあるカマツカでした。
それぞれの小花の花弁は、5枚で、やや離れてついていて、たくさんの雄しべがあります。
葉身は、4~7㎝の広倒卵形で、特徴のある形をしています。縁には、細かく鋭い鋸歯があります。
樹皮は、暗灰色で、斑紋が見えます。材質は、硬く粘り強いので、鎌の柄など、農機具に使われたことから、
この名がつけられたそうです。秋に赤い実が生っているのを見たことがあります。

























キングサリ(マメ科・キングサリ属)落葉高木  別名キバナフジ

2015-05-12 16:23:28 | 樹木
 ケマンソウの隣に黄色いフジの花が咲いていました。へえ、黄色いフジってあるんだ・・!と、
調べてみると、キングサリまたは、キバナフジという名前の庭木でした。
原産地はヨーロッパ南部で、公園樹、庭木などに植えられているそうです。
フジとは、別属で、エニシダに近いそうです。これも、有毒植物ということです。
綺麗な花には毒があるんですねえ・・。

























ケマンソウ(ケシ科・コマクサ属)多年草  別名タイツリソウ

2015-05-11 13:43:01 | 園芸花
 南老人センターの前に写真のような面白い形をした花が咲いていました。
調べてみましたら、ケマンソウ(タイツリソウ)という花でした。室町時代に中国や朝鮮から渡来した花で、
観賞用としてよく栽培されているということでした。
茎先に長い総状花序を出し、ハート型をした白やピンクの花を垂れ下げてつけます。この垂れた花を鯛に
見立てて、タイツリソウとも呼ばれています。
花径は3㎝ぐらいで、花弁は4枚あります。外側の2枚は、心臓形、内側の2枚は突き出しています。
葉は、3出複葉で、羽状に3つに深く裂けています。全草に毒性があるということです。




















ニセアカシア(マメ科・ハリエンジュ属)落葉高木  和名ハリエンジュ

2015-05-10 16:35:57 | 樹木
 ニセアカシアは、明治時代に渡来した樹木で、街路樹や公園樹として植えられています。
渡来当初は、この木がアカシアと呼ばれていたため、後にニセアカシアとなっても、混同してアカシアと
呼ばれることも多かったそうです。
歌詞などに唱われているアカシアは、実際は、このニセアカシアが多いとか・・・。
荒神山公園にも、随分高いこの木があり、たくさんの蝶形花を垂れ下がらせています。
花は蜜が豊富で、蜜源植物として利用されています。アカシアの蜂蜜というのもニセアカシアの蜜だそうです。
葉のつけねに鋭い刺があって、和名はハリエンジュと呼ばれています。




















ユリノキ(モクレン科・ユリノキ属)落葉高木

2015-05-09 16:14:19 | 樹木
 今年も荒神山公園にユリノキが咲いている頃かな・・と、見に行ってきました。
ところが、今年は、咲いている花の数が少なくて、ぱらぱらと見られるくらいです。
もう種を落としてしまった昨年の果実がつくつくとたくさん残っています。
この木にも、たくさん花の咲く年と、そうでない年とがあるのかなあ・・と、思いました。
花は、高い所でチューリップのような姿で、上を向いて咲いていますので、花の中の様子がわかりません。
ちょっと失礼して、近い所の枝を左手で下げて、片手で一枚撮らせて貰いました。
花弁基部の橙赤色の斑紋が綺麗でした。円錐状の雌しべの集合体の周りにたくさんの雄しべがあります。