世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

長崎・崇福寺:#2

2017-12-21 06:24:40 | 長崎

<続き>

国宝・大雄宝殿で本尊は釈迦牟尼仏。フラッシュを使っていないので画面が暗いが悪しからず。

建物の装飾は極彩色である。江蘇・浙江は白黒のモノトーンであるが、本家の福建は極彩色なのか?行っていないので分らない。

媽祖堂で媽祖が祀られている。航海の神と云われ、中国南部では媽祖信仰が盛んである。下が媽祖像。

扉の装飾は福を呼ぶ蝙蝠と菊花である。以下、護法堂の内部で関帝(関羽)像。

観音像:中国南部は媽祖と観音と云えば語弊がありそうだが、観音信仰は人気である。

それらと共に韋駄天が祀られている。なぜ韋駄天なのか、調べていないので不詳。

                          <了>


長崎・崇福寺:#1

2017-12-20 09:53:12 | 長崎

長崎の市内観光は車でも良いが、駐車場を探す手間や駐車料金のことを考えれば、市電を利用すると便利である。それは市電の路線近くに観光施設があることによる。我々は1日乗車券を500円で購入し利用した。実にお得である。

写真の三門は重要文化財とのこと。お伽噺の竜宮城を思い浮かべた。以下、その三門の細部である。

屋根を支える垂木には宝尽くし文が描かれている。色あせてきているが、創建当時は輝いていたであろう。黄檗禅と云えば詫び寂びと思いきや、煌びやかなものである。

国宝・第一峰門へは階段でアプローチである。振り向くと御堂が下に見える。即座に昆明・填池の西・西山の龍門へのアプローチと同じような光景であるとの想いがよぎる。

中国尽くしの一つが桃の装飾である。縁起の良い長寿の果物か。

国宝・第一峰門である。左右に青地に金で描かれた対聯。屋根は複雑な格子で支えられている。この組手を何と呼ぶか知らないが、複雑そうな組手である。

垂木は三門同様に雲文と宝尽くし文である。よく遣るな・・・との印象。次回は国宝・大雄宝殿や祀られている仏像等を紹介する。

                              <続く>

 


福砂屋本店:#2

2017-12-18 06:59:20 | 長崎

<続き>

アンティーク・グラスが数多く展示されていた。ガラスの器には個人的には興味を持たないが、趣味の人も多々居られると思うので紹介したいが、説明なしの順不同であること、お許し願いたい。

乾隆ガラスやガレの作品まで展示してあった。長崎らしい印象である。別途文明堂本店にも寄ったが、そこにもアンティーク・グラスの展示があった。

                            <了>

 


福砂屋本店:#1

2017-12-16 07:15:37 | 長崎

長崎の土産にと福砂屋本店に立ち寄った。長崎カステラの元祖と云われ、創業は寛永元年(1624年)でポルトガル人より製法を伝授されたとしている。明治に入り、中國で幸運を呼ぶとされる蝙蝠を商標とした。

 

 上の写真は蘇州・寒山寺の切妻に施された蓮花と蝙蝠である。蝙蝠はその字面が示すように福を呼ぶ。それが福砂屋の商標に用いられた。驚いたことに店内にはアンティーク・グラスが展示されていた。次回はそれを紹介する。

                             <続く>

 


長崎・孔子廟

2017-12-15 07:27:51 | 長崎

長崎・孔子廟は明治26年(1893年)、清朝と在日華僑が協力して建立された。以下写真の羅列で恐縮であるが、下の写真は正門である儀門の前の庭(説明省略)である。

正門で儀門と称す。左右には福建省から贈られた恵安県産の石獅子。

正面は大成殿。左右に72賢人像が並んでいる。下は大成殿内の左右に鎮座する陶磁器製麒麟像。

インパクトのある顔立ちの孔子像である。大成殿内では四天王像も見ることができた。日本のそれとは持物がやや異なるようだ。

壁には麒麟が螺子止めされていた。他に貼り付ける方法はないのか? あまりにも雑である。