世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

シーラチャーからバンコクへ

2016-09-30 09:07:30 | タイ王国
SDカードリーダーのトラブルで、ブログ掲載を休止していたが、昨・9月29日ピサヌロークで入手したので再開する。
シーラチャーで4日間滞在後、バンコク経由ノーンタブリのミダ・ホテルへの移動である。シーラチャからはバスにてエカマイ・バスターミナルへ移動することにした。シーラチャでのバス出発所は、スーパー・TOPSがテナントとして入っているTUKCOMの向かいである。
写真はTUKCOM、道を挟んだ反対側が下写真のチケット販売所で、ここが始発となる。

シーラチャーからエカマイまでの料金はひとり86B。バスはエアコン車なれど、オンボロの部類。短時間なので良しとしようと思ったが、渋滞で所要時間は2時間45分。ロットゥーにすればよかったと悔やまれる。
エカマイ着後、ニックネーム・ペック氏のコレクション見学のためバンカピに、タクシーにて向かう。タクシーは流しを使えば、メーターを使用しボラレルことはまずない。乗車時点の9月27日で、初乗り料金35Bが提示されれば、正規料金の請求となる。

写真のペック氏が展示品を説明してくれた。流暢な英語である。但し今月は中国陶磁を中心の企画展で、タイ陶磁は展示していないとのこと。タイ陶磁の企画展は来年早々とのことであった。しかし、一点注目すべき壺があった。氏によるとラオス帰りと云うか、ラオス産だという例の産地不詳の壺である。
当該ブロガーは、サンカンペーンと考えているが、ラオスだと云う。根拠がはっきりしない。機会があれば再訪したい。
エカマイに戻り日本食レストランが並ぶ一角のUCCにて昼食。その後、BTSにてエカマイからモーチット終点まで乗車。モーチットからはタクシーにてノーンタブリの投宿先に向かうことにた。時間は20-30分をようしたが、料金は80B・・・うそと思えるほど安い。
しかし、モーチットの駅を降りると、タクシーが縦列をなして止まっている。一攫千金を狙う悪質運ちゃん連中である。これについては、別途取り上げたい。
明日(9月28日)からは、いよいよスコータイとシーサッチャナーライの窯址巡りである。



コラート点描#3・タイ版ジャンヌダルク

2016-09-25 14:31:26 | イサーン

コラート旧市街の西門をチュムポーン門と呼ぶらしい。他の3箇所の方角にも門があるが、後世の物らしい。そのチュムポーン門はアユタヤ王朝時代の17世紀の築造とのことである。

チュムポーン門を背にした広場に、ターオ・スラナリー像がたつ。1826年ラーマ3世治政下、ラオス軍の侵攻を防いだコラート副知事の妻ターオ・スラナリーを顕彰して建立されたと云われている。

 

その銅像の前は多くの人々が祈りを捧げている。何祈っているのか、聞いたわけでもないので、知る由もないが熱心なものである。

 

敬虔な仏教国タイでも、最近の若者は信仰心が薄くなっているが、捨てたものではない。訪れた時もじじ・ばばではなく、若者が祈っている。
タイは歴史上の著名人や仏陀、ヒンズーの神々、精霊など多くの土着信仰を祈る。このターオ・スラナリー信仰は、タイ版道教と考えている。



コラート点描#2・コラート駅で見た亀有の両さん

2016-09-24 11:52:12 | イサーン

去る9月20日、ドンムアン駅からの急行で、10時頃コラート駅に到着しホームを出口に向かい歩いていると、北タイとは異なる人種であることに気が付いた。北タイでコンムアンと呼ぶタイ人とほとんど同じなのだが、両さんと同じような左右の眉毛が、まるでつながっているような人を2人見た。
写真に撮りたかったが、平然と写す度胸もなくあきらめた。見たとたんに嬉しさが込み上げてきた。モン(Mon)族の手になる仏像や塑像は、下の写真のように左右の眉毛がつながっているが、それと瓜二つでかつ眉毛が太い。

写真はハリプンチャイ国博展示のモン族のテラコッタ像である。まさにこの顔を見た。
また、下の石像のようなクメール族を思わせる女性も、駅でみることができ、う~んイサーンへ来たとの印象である。

写真はパノム・ルン遺跡で見たデバターであろうか?この顔そっくりの女性である。一瞬ほんまかいな。考えるとブリラムとカンボジアは隣接しており、指呼の間である。クメール人がコラートにいたとしても不思議ではない。あるいはクメール族一派のクイ族女性であったろうか?
石像やテラコッタ像を見る限り、モンとクメール族の骨格は何となく似ているように思えてきた。
更に突っ込めばモン族はクメール族から陶磁生産技術を受け継いだのでは?との勘繰りが大きく外れていないように思えてきた。
亀有の両さんの連載は終了したようだが、コラートの駅であうことができたのは、ラッキーと云わざるを得ない。


コラートからシーラチャーへ

2016-09-24 09:26:04 | タイ王国
昨9月23日は、コラートからシーラチャーへバス移動である。事前に各ブログの書き込みを見ていると、移動時間は4.5-5時間と出ていたので、午前11時30分発の1stクラス車のチケット入手しておいた。
(チケットは2枚綴り、1枚目は乗車時手渡し、2枚目は下車時手渡す。従って乗車時これでOKとばかり、2枚目を処分しないこと←要注意)
コラート第二バスターミナルに到着したのは9時50分。11時30分まで時間がある、そこでチケットカウンターで10時30分発に変更してもらった。しかし、10時30分になっても到着せず、結局11時発となった。この程度で腹をたてても、この国ではマイペンライで片付けられ通用しない。
乗り場は25番乗り場で、頭上に25の表示があるので、それはすぐわかる。


バスはそれなりの2デッカー・バスで、我々は2階席で眺望はまずまず。車内の内装も合格点で汚れもない。タイとしては上出来であろう。
バスに乗ると乗務員が菓子とペットボトル入りの飲料水を運んできた。車内は想定通り寒い、それを見越してパーカーを持参、合わせて社内のブランケットで対応できた。毎回思うことだが、異常に低い温度設定はなんとかならないものか。
交差点が多く、信号停車が多い、かつスピードをあまり出さなかったので、シーラチャーに到着したのは5時間50分後の午後3時50分であった。流石に疲れました。尚、目的地での下車は、事前に乗務員(車掌)が伝えてくれるので、心配の必要はなかった。




コラート点描#1・マトゥム

2016-09-23 07:44:32 | イサーン

去る9月21日、ブリラム県バンクルアット郡サイカーゥ地区のワット・シーサワンを捜していた時の話しである。結局ワット・シーサワンには辿りつけなかったが、途中で寺のことは寺で聞けとばかり、通りすがりの寺で僧侶に聞いた時の噺である。
家内が境内の木々に目をやると、緑の果実がなっているのではないか。それが下の写真である。

僧侶に名前を聞くとマトゥムと云い、ギンダイ(食べられる)とのこと。ほんまかいなと思いつつ、ひとつ頂戴というと、いくらでももってけとのこと。2個頂戴した。
ディシュット・プリンセス・コラートに投宿し、備え付けの果物ナイフを入れるが、外皮が固く刃が入らない。
そこで、ホテルのレストランで夕食の際持ち込んで、理由を説明しカットしてもらった。それが下の写真で、何やら切り口はレンコンのようである。

スプーンで果肉を食べると、ボソッとした感じで無味というより、やや苦みがありまずい。ウエーターにその旨伝えると、これはお茶にするのだという。聞くと下痢に効くとか鎮静効果さらにはがん予防とのこと。
たのみもしないのに、早速薄切りにしてオーブンで炙り、一切れをカップに入れて、湯を注いでくれた。それが下の写真である(23日夜明けの茶ではあるが)。

薄味で、ややフルーティーで爽快な気分にさせてくれる茶であった。大満足で一発で気にいった。上の写真の果実から十数切れできたので、持って帰れと袋にいれてくれた。聞くと薄切りにし乾燥させ、直前に炙るとよいとのこと。今回は乾燥できないので、炙って水分を飛ばしたとか。超ラッキーであった。尚、スーパーで市販品を売っているとのこと。
残った果実で茶を作ってみたいものである。チェンマイに延べ5年強滞在してきたが、初めての経験であり、レストラン・スタッフに感謝したい。