世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

Extra Virgin Coconut Oil 100%

2015-01-31 11:11:20 | 日記
 今日は話題をガラリと変えてみたい。先日、<世界不思議発見>でケトン体質ダイエットなる番組が放映されていた。
 炭水化物や砂糖などの糖質摂取制限をすれば、特に運動などは必要ないという。しかし、糖質はブドウ糖となってエネルギー源になっている。しかし人間には、もうひとつエネルギー源があって、それをケトン体と云うらしい。
 そのケトン体については、以下のような説明である。それは体脂肪を肝臓で分解し、ケトン体を作ってエネルギーとして使う機能とのことである。それを補助するためココナッツオイルを摂取するとよいと云う。ココナッツオイルは摂取すると、即燃焼し肝臓でケトン体に変化する。その結果体脂肪からケトン体を作る回路が、活性化され減量を助けると云う。
 糖質を摂取しなければ(果糖は問題ないとのこと)、カロリーに制限はないとのこと。そしてココナッツオイルは1日あたり、100cc摂取すると放映されていた。


 写真がそのココナッツオイルである。バンコクのマックスバリューで購入した。450mlで285バーツ(1030円)である。日本では品薄か?幾らだろう?

これは何だ?

2015-01-30 08:39:12 | 陶磁器
 サンカンペーン古陶磁に興味を持って20年以上が経過した。多少のコレクションと共に、各国の博物館での見学、国内で展覧会でもあれば、山陰の片田舎から出かけもし、サンカンペーン陶磁に限れば数百点を現認してきたが、写真の印花魚文盤は初見である。

 結論から云えば、サンカンペーンは奥が深い、逆に云えば場数を踏むのが少ないことになる。パヤオ・ウィアンブアには印花三魚文盤があり、印花の魚文では、これが最も数が多いとおもっていたが、サンカンペーンに四魚文が存在したのである。珍品中の珍品であろう。
 尚、この盤は東南アジア陶磁博物館(Southeast Asian Ceramics Museum)で見学することができる。





Southeast Asian Ceramics Museum #6

2015-01-29 09:59:53 | 博物館・タイ
 以下<>の中に、キャップション記載内容を転記した後、私感を述べる。

 <褐釉壺 サンサーイ 14-16世紀>サンサーイはチェンマイ郊外にあるが、サンカンペーン同様横焔式単室窯であった。昨年訪れたが、窯址まで到達することができなかった。サンサーイは写真のような完器はもとより、陶片も少なく詳細が十分にわかってはいない。


 <青磁印花文壺 産地不詳 ラオスの可能性有り 14-16世紀>とキャップションで紹介しているが、これはナーン・ボスアック窯産である。特に頸部の印花文様がナーンの特徴を示している。

 <掛け分け釉印花文壺 産地不詳 15-16世紀>文様の特徴からナーンの可能性も考えられるが、稲穂のような文様のオリジナルがどこか不詳である。当該ブロガーはナーン周辺の北タイと考えているが、未だ追及できていない。

Southeast Asian Ceramics Museum #5

2015-01-28 08:41:27 | 博物館・タイ
 今回は、大型貯蔵壺6点紹介する。

 以降、各壺の紹介は先ず、キャップション記載の内容を転記し、その後で当該ブロガーの私感を紹介する。
 産地不詳、ラオス産の可能性を紹介している、14-16世紀・・・産地不詳で14-16世紀と紹介できる根拠は?。壺の形は北タイ諸窯に似る、釉薬は肌色に発色している。 


 青磁壺・産地不詳、カロンの可能性を紹介している。14-16世紀・・・青磁釉の濃い部分と薄い部分を現認できる。どっしりとして安定感がある。

 両壺共に、褐釉壺・サンカンペーン 14-16世紀・・・サンカンペーンの壺は、写真の口縁に特徴がある。同じ褐釉でも写真のように、その発色には幅がある。

 黒褐釉壺・産地不詳 ミャンマーの可能性示唆 14-16世紀・・・所謂マルタバン壺の雰囲気である。

 褐釉壺・産地不詳 カロンの可能性を示唆している。14-16世紀・・・堂々とした姿をしている。カロンから大型壺の破片は出土しているが、完器の出土はなくカロン産とだんげんできないのでは?と考えている。
 次回は、興味深い大型壺3点を紹介する予定である。



Southeast Asian Ceramics Museum #4

2015-01-27 10:47:27 | 博物館・タイ
 前回、ワンヌア・ポーンデーン窯と紹介していたが、パーン・ポーンデーン窯を模した横焔式単室窯の誤りであった。訂正してお詫びします。
 今回は展示室中央奥の大型貯蔵壺を一括して紹介する予定であったが、縦長の写真が思うように貼り付けできず、苦労している。貼り付けできたものから紹介したいが、断片的になることをお許し願いたい。


 写真は、キャップションによると、産地不詳、タイ東北部産の可能性有り、14-16世紀と表記されている。どこかクメールの壺を思わせる。