世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

NUS Museumとアジア文明博物館へ遣って来た(2)

2018-03-13 07:24:20 | シンガポール

投宿先のHoliday Inn Express Singapore Clarke Quayから直線距離1km、徒歩20分のところにアジア文明博物館があり、シンガポール・リバーを川下方面に向かって歩いた。

そこは川の屈折点である。周囲はクラークキーのシーフード・レストランが立ち並ぶ。

年代物の建物が見えて来た。目的のアジア文明博物館であろう。ここも中国陶磁愛好家には必見である。豊富な歴代の中国陶磁を見ることができる。それらの展観記は別途紹介するが、1点の鞏縣(きょうけん)窯陶磁を紹介する。

これは藍彩か青花か? 鞏縣窯といえば唐時代の河南省の名窯で唐三彩を焼成した。唐三彩は主として緑、赤褐色、藍の三色の掛け分けである。藍はコバルトを用いた鉛釉である。漢の時代に西域からコバルトを含めて、その技術が伝播したとされるが、中国陶磁については疎いので、これ以上の詳述はできない。一般的に青花の初出は、至正十四年の紀年銘とされている。これは元朝末期のことであり、写真の鞏縣窯盤が初出とすれば、染付の歴史は大幅に早まることになる。

帰途、名前を失念したが写真の吊り橋を渡り、1928年建設のフラートン・ホテルを通過し、TAXIを拾ってホテルに戻った。ラッフルズ程ではないが、なかなか感じがよさそうである。

 


NUS Museumとアジア文明博物館へ遣って来た(1)

2018-03-12 08:02:45 | シンガポール

NUS(National University of Singapore)Museumとは、シンガポール大学付属博物館である。昨2017年に10カ月間に渡った”物原出土のミャンマー陶片展”が開催されていたが、残念ながら期間中に行くことができなかった。そのNUS Museumである。写真は、今回入手した”物原出土のミャンマー陶片展”のパンフレットである。

場所はKent Ridgeで、市中心部例えばMRTラッフルズ・プレイス駅から、博物館最寄りのケントリッジ駅へ行くには幾つかのルートが存在し、1度ないしは2度の乗り換えを要す。

ケントリッジ駅を地上に出ると、そこはすでにNUSの構内のようである。

後方のNUHは国立大学病院のようである。この写真手前がBUS停になっている。事前に調べたところによると、公共バスが構内を循環しているようだが、様子がわからない。そこで通りかかったtaxiを捕まえ、NUS Museumと告げたところまでは良かったが、ドライバーが博物館の建物を知らないようで、都合3箇所で場所を尋ねるありさま。お陰で時間と距離、つまりは料金を要し、結局9.8sgd(約800円)支払った。

NUS Museumは中国陶磁愛好家なら是非観覧してみたい博物館であろう。観覧記は別途紹介する。

帰途、帰りの方法について、博物館のスタッフに尋ねると、博物館の玄関をでて左側歩道30mでバス停があり、そこで『D2』バスという無料の構内循環バスがあるので、それに乗りケントリッジ駅前で降車するとよいとのこと。玄関からバス停へ移動する途中『豊中高校』と張り紙を掲げたマイクロバスが通過した。3月7日のこの時期、豊中高校生は何の目的で、NUSに来たのか? Times Higher Education World University Ranking 2018でNUSは世界ランク22位とのこと。東大は足元にも及ばなくなった。バスは幾つかのバス停で乗降を繰り返したが、国際色豊かな学生が乗り降りしていた。

 


MRTにてシンガポール・チャンギ空港からニコルハイウェーへ

2018-03-11 07:59:44 | シンガポール

9年振りのシンガポール・チャンギ国際空港である。9年前は第3ターミナルの工事中だったと思うが、うろ覚えである。第3ターミナルどころか第4ターミナルもできていた。第4ターミナルはLCC専用のようである。その第4ターミナルにKLIAより到着した。

LCCターミナルとは云え絨毯。トイレの手洗いは何だ?液晶ガラス?ペーパー・タオルの所在が蛍光表示されている。金満国家シンガポールに来たのである。

イミグレを終えると、ピンボケで恐縮であるが、写真の表示をみる。MRT駅までBUSがあるようだ。そのBUS停の位置を示すパネルがある。そこでシャトルバス待ちである。といっても5分間隔の運行ではあるが。

流石、金満国家。BUS代無料。使用車両は新車のごときピッカピカ。バスを降りて第2ターミナルへ入るとMRTの表示があるので、それに従ってMRT・チャンンギ駅に下りる。

これがチャンギ駅のフォーム。写真手前に下写真のチケット自販機がある。

英語表記を選択する。行先(今回はサークルラインのニコルハイウェー)を選択する。今回はスタンダードチケットを選んだので、表記された金額を投入する。尚、チケットは3種類でICOCAの機能をもつカード、短期ツーリスト向けのスタンダードチケット、3つ目がツーリスト・パスである。

スタンダードチケットの場合は、行先の乗車料金プラス10セントの加算料金が表示される。この10セントはチケットのデポジットである。それが下の写真。

このチケットで乗車し、目的駅の改札では指定のリーダーにかざすだけで、チケットは持ったまま。2回目以降はそのチケットを写真の位置に載せ、必要な操作を行い表示金額を投入すると、行きたい目的駅までの乗車料金がチャージされる。

尚、当該チケットは6回まで繰り返し使用できる。

どうでも良い噺ではあるが、3種類のチケットの選択方法である。ICOCAの類は在留者でない限り選択の余地はない。従ってスタンダードチケットにするか、ツーリストパスにするかの選択である。

スタンダードチケットは、都度現金チャージして使うチケット。初回購入時はデポジット10セントが加算される。3回目乗車時10セントのデポジットが返金され、6回目乗車時10セントディスカウントされる。我々は3回乗車し、その合計金額は8.5$であった。

ツーリストパスは3種類ある。例えば1日券を購入した場合、デポジットを含めて20$である。但し購入後5日以内であれば、窓口でデポジットの10$をパスと引き換えに返金してくれる。

従って1日に4回以上乗車する方は、ツーリストパスにメリットがありそうである。乗車の都度料金支配は面倒だという人も、ツーリストパスは便利であろう。一度地下鉄(MRT)を使われてはどうであろうか。

 


ゴールデンマイル・コンプレックスはリトル・タイだった

2018-03-10 07:42:32 | シンガポール

Complexとは名のみ、建物の表側は各バス会社のチケットオフィスと幾つかのコンビニが並んでいたが、内部はほぼ全てがタイ・レストランで占められ、タイ文字が氾濫していた。

シンガポールからKLへのバスは、写真のバス会社のそれがよさそうである。このようなチケットオフィスが並んでいる。

建物の内部はタイ文字の氾濫である。写真ボケしているが、その一部を紹介する。

コンプレックスの前はビーチロードに面して、バンコクのエラワン廟のごときインドラ神を祀る廟があり、線香が絶えておらず、まさにタイ人コミュニティーである。

シンガポーリアンや在日本人のタイ飯好きには絶好の場所であろう。現役時代に出張でシンガポールには足しげく通ったが、ここは初めて知った次第である。

 


Holiday Inn Express Singapore Clarke Quay

2018-03-09 07:58:25 | シンガポール

カードは使わないので、HISクアラルンプール支店でHoliday Inn Express Singapore Clarke Quayの予約を行なったのは1カ月前。HISは三ツ星表示しているが、Booking.comは四つ星表示している。HISに支払ったのは606RM(約18000円)。今やシンガポールでそれなりのホテルは1泊2万円以上で手が出せない。9年振りのシンガポールでの宿泊である。

場所はクラークキーでMRTクラークキー駅降車後、徒歩500mのロケーション。シンガポール・リバー沿いに北上10分ほどである。

シンガポール・リバー沿いの遊歩道を歩いてホテルに向かうと、寄る気はないのだが、何故か辻利の店舗。この辺り一帯はクラークキーのシーフード・レストランが立ち並ぶナイト・スポット。

徒歩10分ほどで到着である。なかなか斬新的なデザインのホテルである。

部屋はハッキリ云って狭い。日本のビジネスホテルよりはやや広い程度。造りはシンプルでデザイン性あり。セフティーボックスは引き出しの中・・・等々考えて造作されている。NHKワールド受信可能。当然フリー・WIFIである。

朝食は、美味しかった・・・とのコメントを見かけたが普通であった。今時のシンガポールであれば、朝食の多様性と部屋の程度を勘案すれば、良しとすべきであろう。少なくとも外れではなかった。もうシンガポールに来ることはなかろうが、次回泊ってもよいホテルである。