徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

高瀬の街を散策

2008-11-14 19:35:41 | ビジネス
 今日は高瀬の街を、ある目的を持って散策した。玉名市には二度在勤し、二度目には在住もした。合わせて8年半ほどだ。最初の勤務は1971年(昭和46年)だからもう37年前になる。裏川沿いの昔、米問屋だった家の一室を工場立上げ要員の人たちの仮住まいとして借りた。辺りの風景はあの当時とは随分変わった。37年も経てば変わるのも当然だ。
 実は今日の目的というのは、今書いているシナリオの主人公・海達公子が高瀬高等女学校4年の時、一時下宿をしていた「吉田屋」という店がどこかを確認することだった。高瀬の街の中で吉田という屋号または姓のお店を片っ端から訪ねてみたが、残念ながら該当するところは見つからなかった。無理もない。何しろ住んでいたのは昭和7、8年の頃だ。当時のことを記憶している人がいるとすれば90歳は超えているはずだから確率は極めて低い。もし、37年前に同じことを調べたら、50代以上の人たちに聞けばよかったわけで、おそらくすぐに判明したろう。今この歳になって調べていることが残念でならない。こんな風に時間の経過が歴史的な知識や情報を失っていくのだろう。そんな思いで帰路についた。