徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

瀬戸内少年野球団~夏目雅子~野村望東尼

2008-11-23 18:22:12 | 映画
 先日、映画「瀬戸内少年野球団」を久しぶりにDVDで見た。久しぶりといっても映画が公開された時以来だから、もう24年ぶりということになる。今ではすっかり日本映画の名作の一本と言えるだろう。この映画の最大の魅力は何と言っても夏目雅子だ。この映画が公開された時は、まさか1年後に他界するなど思ってもみなかった。生きていればもう50歳、どんな女優さんになっていただろうか。
 山口県防府市の中心部、JR防府駅からもほど近いところに桑の山という小高い山がある。この山の東側の麓に大楽寺というお寺がある。彼女はここに眠っている。彼女の夫、伊集院靜氏の実家の菩提寺だ。実は30年ほど前、このお寺から歩いて5分もかからないくらいのところに僕ら家族は住んでいた。当時勤務していた会社の社宅がそこにあったからだ。当時まだ小さかった長男や次男を連れて付近を散歩したり、桑の山に登ったりしたものだ。「瀬戸内少年野球団」を見ながら、そんな自分の想い出もないまぜになって、懐かしさがこみあげてきた。
 ちなみにこの大楽寺から桑の山の麓を南側に回ったところに、幕末の女流歌人、野村望東尼(のむらもとに)のお墓がある。望東尼は勤王の志士たちを支援していたことでも知られている。このお墓の周辺も30年前の僕らの散歩コースだったところだ。