雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

トップの方針説明

2008-03-06 04:43:35 | 樋渡啓祐さんのこと
市長の方針説明を議会で行なう時期のようである。
民間企業でも年度替りにはトップが方針説明をするのが慣わしである。

トップのこのような話はふた通りあると思う。
企画戦略部門などが纏めたものを読むことで説明に代える場合と、
トップ自らが自分の思いを自分の言葉で、極端に言えば原稿なしで語る。

当然、後者のほうが迫力もあり面白いと思っている。
私自身、トップのために纏めた立場にあった経験もあるし、
高橋鉄郎さんのように、いつでも何もなしに喋って頂ける上司にも仕えた。
私自身も、そのように努めたし原稿など読んだこともない。


樋渡さんの方針説明が武雄市のホームページに載っている。

前回にもそう感じたが、毎日見ているブログを少しだけかしこまった言葉で述べておられる。写真つきのユニークなものである。

少なくとも、三木市民の私とも
『情報が共有されている』ので違和感はないし、そこから発展する今後の施策も十分理解できる。

実績としての、武雄市の知名度向上、楼門朝市、レモングラスを、
更に進めてレモングラス課、楼門朝市課、九州物語課を新設し、
広域連携を含め武雄の潜在能力の引き上げを図ると言われている。

この辺の独自性、現在地方各市が置かれている現状を打破する方向性、それを実現する
『トータルの仕組みの確かさ』を感じるし、心底共感しているのである。

システムや仕組みというものを錯覚している企業体や自治体が多い中で、際立った成果を挙げている。
システムや仕組みとは、
『それを実行してゆこことにより「意図した目的が」が自然に無理なく実現してゆくもの』を言うのである。


方針や考え方を上手に説明することは出来る。
然し意図した目的が実現している例は意外に少ないのである。

だから東国原さんのように実現すれば注目される。
橋下さんは、注目されていることを利用しようとする計算されたしたたかさがある。
樋渡さんは、地方のなんでもない普通の町を全国的な注目度のあるレベルまで引き上げた。

いずれのトップの行き方も特徴があって面白い。
だから人々は関心をもち注目する、また話も面白いのである。
是非、トップの話はこうあって欲しいし、こうあるべきである。
日本でのトップの話は、形にはまり過ぎている。

本来、リーダーになるべきでない賢い人たちが、トップになっていることが多すぎるのでなかろうか?


もう一つ、武雄の二人の副市長さん表面には出てこないが能吏なのだろう。
樋渡さんが自由に動けるのも、こんな裏方のような立派な方が支えているからだと思う。
2年延長して今後も武雄を支えると言う。


本来、リーダーと能吏とは違うと思っているが、現実は助役上がりの市長さんなどが多かった。
昨今、ようやくリー-ダーらしい人に出会えるようになった。
コメント (2)
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