雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

ジャングリッシュ

2008-03-09 04:17:29 | 発想$感想
日本人の英語の発音は独特である。

日本人の話す英語は日本人には解り易い。逆に言えば欧米人の英語は解り難いし、簡単なことでも、何を言っているのか解らない。
仕事の話は何となく想像出来ても、一般の世間話になると全くお手上げであった。


現役の頃、海外にも出るようになって英語を話さねばならぬことになった。
最初は話すことに夢中であったが、そのうちに何とか話せるようになった。
自分が上手く話せないときは、相手も加減してくれていたのだろう何とか相手の言うことも解った積りであった。

相手はこちらが理解できるであろうレベルのことしか、話しかけてこなかったのだと思う。
少し、話せるようになって調子に乗って英語を喋りだしてから、悪戦苦闘が始まったのである。

相手の喋る英語が全然解らないというより、何を言っているのか皆目、聞き取れないのである。
『ちゃんとした英語を喋って欲しい』と何度思ったことか。



こんな日本人の下手な英語を『ジャングリッシュ』と言うらしい。
カタカナ英語と題して、池谷東大準教授が書いている。
面白かったし、なる程解らぬはずだと改めて思った。

日本のカタカナ英語の綴りがいけないのだと言う。
カタカナの綴りを少し工夫すれば通じたり聞けたりするようになる。
例がいっぱいあるので、その中から、

Can I have ケナヤブ
Do You have  ジュヤブ
Do You want to ジュワナ
I want You to アイワニュル   と発音すれば通じる。

逆に日本語でこのように言うとこんな意味になり、『直ぐ通じた』のは

親友はげん   See You again.
歩けるよ I'll kill You.
かむとぎょうざ Come together.
手でつまんでいい Today is monday.

こんな例が沢山並んでいる。
通じないはずだし聞き取れない道理である。


欧米人にとって、日本人が英語で話しても、『英語で話しかけられていることに気づかない』場合があるという。『日本語は意外に英語によく似ている』と思う人がいると書いてある。

『ホント』と思うかも知れぬが、そんなこともあるようだ。
聞いた話だが、亡くなられた大庭さんがまだ単車の本部長をされていた頃、英語でよくスピーチをされていた。
流石にKMCの社内のアメリカ人にはそれが英語のスピーチであることは解っていたようだが、ある時ニューヨークで一般の方に英語のスピーチをされたら、

『ドクターオオバのスピーチは残念ながら日本語だったので解らなかったと』と言われたというエピソードが残っている。

日本人は、英語が理解できないのでなくて、聞き取れないし発音がダメなのである。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする