遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

この頃考えること

2011-06-09 06:07:35 | 原発

このように 福島に事故が終息のめども立たずに

現場で働く人たちが命がけであり

福島の子供たちにはとてもつらい状態だというのに

原発を維持し さらに推し進めようという人が世の中の主流なのかと

私は絶望的になってしまう

 

地下に原発を作ろうという会も発足して

勉強会なんかやっているそうだ

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110601k0000m010134000c.html

鳩山由紀夫  森喜朗  安倍晋三  谷垣禎一  亀井静香
平沼赳夫 石井一 渡部恒三 羽田孜
二十数人が出席

何が何でも というのはなぜなんだろう?

世界の中の日本人としては

これだけ汚染を広げてしまって 申し訳ない

全ての原発を止めて 廃炉に持っていくために全力で取り組むことで

やっと お許しをいただけるような状況ではないかと思うのに

 

上のようなことを推し進めるというのは  平気で核実験をくりかえし

たとえば少数民族の人たちの被爆など 

深刻に考えもしなかったどこかの国のおえらい人々の

仲間になりたいのに違いない

 

そうやって 国民の命を粗末にするやつは  国賊だ!

あああ  メンバーは 首相経験者もいっぱい

あああ

情けない

 

というふうに

私は  ごりごりの反原発おばさんです

 

そういうのを 偏った人というのですかね

 

なんとでも言え!

 

そういう偏った感情で目がくらんでいるだろうから

客観的で 冷静に見える科学者の提供してくれる情報をよく読むようにした

一方で

逃げろ逃げろと騒いでいた いろいろな放射能の広がり具合を地図にしてくれた

早川先生や

毎日ブログでいろいろ教えてくれる元原発推進だった先生武田先生の

原則的に考えろ~~というブログも読み

市民運動家に人気の小出先生やらの話も聞き

原発を調査して歩いた鎌田さんの本も読み

 

今私が思うこと

 

科学者というのも 客観的ということはなくて生身の人間として

いろいろな思惑ももちろんあって

それでも 検証できることを探して

一生懸命研究している人か

 

時々間違えるのなんか日常茶飯事か

 

と 科学者同志のやりとりや論争を読んでわかってきた

それまでは

私たちのようなものがわかってない人に

絶対的真実を教えてくれるかな?って 多少思い込んではいたものね

普通のおばさんとしては わからな過ぎるところはパスはするけれど

やはり ちゃんとわかりたい

 簡単にまとめると

もう日本は程度の差があれ 日本中汚染するんだ

それは 原発の中の人たちが一番大変で

今は福島の浜通り 中通の人たちは かなり危険だ

この危険域はこのさき 広がるかもしれないから

よく情報を見ておかなければいけない

 

関東 これから風向きによっては東北も宮城や岩手も

年間5ミリシーベルトぐらいまで影響を受けるくらいは汚染されるかもしれない

もう少し多くもなるかもしれない

 

子供の感受性が大人の6倍くらいとすると 30ミリシーベルト相当になるかもしれない

 

どこかに逃げるというのは

なかなかできることではないよ

できる人が逃げるのはいいことだけれど

 

そうなったら

やっぱり 放射能の影響をはねのける暮らしを工夫しないといけない

 

内部被ばくゼロを目指して取組み福島殻の避難も受け入れている松本市は

素晴らしいけれど

現実には 少々汚染されていても食べなければならないのが現実だ

 

鹿嶋市で 給食に地元のものは使わないとしたのは撤回させられたようだけれど

国が 基準値を超えてないと保証するものを

使わないという選択は 難しいと思う

市内には生産者もいるわけだし

生産者は 基準値を犯していないと言われているのに

何で 子供を被ばくさせる気か!と非難されたら

かたくなになるだろう と思う

(武田先生はそういう口調だけれど)

市長とすれば 子供だけは!という姿勢を貫けるかどうか

難しいところだし よって立つお母さんたちの運動が大きければ

支えになるだろうけれど

 

考えると

わが 茨城県西部の学校は もちろん給食は地産地消だ

私は これを 子供を被ばくさせる気か!

と 目くじらを立てていいかどうか 

今は 食材をちゃんと計測してくれという要望を出すのでいいと思う

 

計測器を持っている人もいるようだけれど

計測も難しそうだし ちゃんと専門家に計測してもらって

 

多分わが地区は 汚染はそうひどくない

 

調理法を工夫して

なるべく 除染する

それで いいと思う

 

わが家のように 家で野菜を作っている家では

野菜医づくりに精を出して新鮮なものを食べさせたいじいちゃんばあちゃんと

若い世代の葛藤も

問題なのよね

 

そういう 大人のモヤモヤが子供に与える影響のほうが大きいかも

おおらかに

じいちゃんばあちゃんの作ってくれたものを食べたほうが

愛情ビタミンが行きわたるだろう

 

で ときどきこっそり 西の産地のものも買ってきたり

これからは きのこや山菜は子供のは食べさせないほうがいいかもしれないし

 

仮に食べちゃっても くよくよはしないほうがいいし

 

という感じがする

 

それでも 5年後くらいから 子供の甲状腺がんは出てくるのだろうなあ

 

ともかく

発酵食品がいいとか 味噌がいいとか 酵素の多い食品とか

工夫して食べて 乗り切れるようにしなくちゃなと思う

 

内部被ばくってどれだけ怖いのか気になるけれど

結局 本当のことはわかってないのね

こういう低線量の影響下に長く暮らす  というのは

世界で初めてのことなのだから

データ不足なんだ!

この日本の不幸を疫学的に 研究のチャンスだと思っている学者もいるんだろうけれど

ABCCが検査ばかりしてたような そういう対象になるのは嫌だ

 

こういう不幸の中で

放射能と対抗できる暮らし方のデータの蓄積に役立つように暮らさなくちゃ!

 

 

うちでもね

おばさんがね

時々思い出したように

「放射能大丈夫かね?」って言うのよ

「おばさんね 我々のように50を過ぎている人は

全然大丈夫よ。50は いっぱい過ぎているからね」

というと

「そうだっそうだった。50過ぎは影響ないって読んだっけ」というのよ。

こんな年寄りまで心配させてさ

 

世界中から心配させてさ

 

原発はやめていきます と言えない我が祖国が 恥ずかしいよ

http://gendai.ismedia.jp/articles/print/7514

これを読むと病の根の深さに ぞっとする

 

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 他県の人には想像できないかもしれない、

原発が爆発した時の感情。

口の中が渇き、息をするのも辛く、体は緊張して動かない、

TVから目が離せず頭の中は子供と妻との将来の事でいっぱい、

巨大地震を全部忘れて、ただ恐怖だけが存在する時間。

大の大人が怖くて泣いていた。

コメント (6)
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