温泉について
水着に着替えようと思ったら
あちゃあ！
間違えて 水泳パンツの代わりにハーフパンツ持ってきちゃった
だから
泳げなかった
おばさんは遠慮しちゃって
プールやめてもいいよというけれど
プールで歩かないと足がア！って嘆くじゃないか
歩いてきてよ
と歩いてもらった
プールサイドのベンチで居眠りしてたら
嫌いな毛むくじゃらのおじさんが
「いっぱい泳ぐ先生よう 泳がねえのけ？」と話しかけてくる
うるさい！
そのおやじは
武蔵のことを
剣道の先生！といって自分の孫守りも武蔵に押し付けるんだよ
ああ
スッキリしなかった
って自業自得だけど 八つ当たり！
おばさんに
買い物ある？
と聞くと ともかくこの間でこりたらしくて
ほしいものを言うようになった
この間はアイスというから買ってきたが
金払う！という
財布は奥深く隠してあるので
よちよち暑い庭を歩いて隠し場行ってゴソゴソ探して
もうじれったいぐらい時間が掛かり
待っているだけで熱中症になっちゃうよ
だから後でいいよ
というとそれっきり忘れて
もういい塩梅だと思っていたら
やおらやってきて財布を開けながら
お金！
と言って
アイス代 １７５０円だっけ！
「ブハハハハ
！」
１７５円だっチュウのに！それじゃ儲かりすぎだよ！
全く 信じられん
それから さっき 米貰わないとない といいに来た
実はおばさんの米櫃に虫が湧いて
それを先に食べてから次のを精米しようということになってた
（おばさんは自分でご飯を炊くことも多い）
で
その虫食いのコメを約10キロわが家で借りた
それを新しく精米したコメで返さなきゃ なんだけれど
重いから武蔵に持って行ってと頼んだのに
にくいあん畜生は忘れて遠征に行っちゃった
私がお米を持って玄関を出ると
重そうに持っている私を待ってて
（私は力持ちだったんだけれどリウマチになってから重いものが苦手になった）
「則子さん 重かっぺ！あたしが持ってくべ！」
「ブハハハハ！おばさん！そんなことしたら
私の上に雷が落ちてくるよ
いくらおばさんが若くて美人だって
私より20歳年上なの忘れないでよね！」
ホント 変なおばさん♪
