毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

読書メモ・時の贈りもの

2013-08-31 09:11:06 | 読書メモ

少し前に、読んでメモを残しておこうと思った本

時の贈りもの

リンダ・グレース・ホイヤー

筑摩書房


著者の紹介の欄には、白髪がぼうぼうのおばあさんの写真が

載せられています。

たぶん、おばあさんが執筆したのだと思います。

それに、もし10年前にこの本を読んだとしたら、

途中で投げ出していたはずです


年老いた一人の女性が、死に向かいつつある自分を認識しながら

過去を思い出したり、それでも日常にはいろいろな出来事が起きて、

結局「老後」なんてものはないんだと感じさせてくれる本です。


ここで、内容を書こうとしたら、ほんとにつまらなくなってしまいました。

それほど、普通に暮らしていました。

ただ、年老いても、そんなにがんばらなくても、打ち込むものがなくても

日常生活はつまらないものじゃないな~というのが私の感想でした。



私が子供の頃って、それほど 「前向き生活」というのは言われていなくて

地道に暮らしていけば大丈夫という雰囲気でした。

精神的には余裕があったと思います。

そんな事も思い出しました。


最後にエイダは、かかりつけのお医者さんに

「もし、自分が家族の重荷にしかならい時がきたら、静かに眠らせてくれるでしょうか?」

と、問います。医師は「それはできません」と言います。






図書館で、タイトルで決めて適当に選んだ本の中の1冊でした。