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いくつになっても人生これから

脳科学とアドラー心理学

2015-02-02 07:45:08 | 読書メモ

脳にいいことだけをやりなさい

マーシーシャイモフ著

茂木健一郎訳

 

図書館で借りてきました。

 

 

序文に「この本にはコペルニクス的新事実が書いてある」とありましたが、

これね~、ほとんど「アドラー心理学」で学んだばかりの事でした。

パクっているとは思わないけど、アドラー心理学を

学んだことがある人なんじゃないかなとしか思えないくらい。

著者は脳科学者なので、脳科学者の立場からも

アドラー心理学と同じ結論が出るということなのでしょうね。

 

なにしろアドラー心理学の根本である

「誰でも今すぐに幸せになれる」という幸せの定義がそっくり。

 

「幸せを感じるには特別な豊かさは必要ない。

自分の脳がどう評価するかによって幸せ度は決まる」といっていますから。

 

同じですね。アドラー心理学では「幸せとは感じるもの」といってました。

(↑ 私の記憶では)

 

アドラーが「現在に強烈なスポットライトを当てれば、

過去も未来もぼんやりとしたものになる」

この著者は 「暗闇で頼りになるのがヘッドライトだけで

50m先しかみえなくても、正しい道を進むには十分」

 

「トラウマ的なもの」に対しても否定的なのには驚きでした。

過去は変えられない。許すことによって自分自身が自由になるとあります。

許しは相手のためのものではない、自分のため。

許すと口に出さなくても、心の中で許すことができれば同じことだそうです。 

 

そこで、脳を訓練してそういう思考にしていこうという訳です。

ただし、どれも、「言うは易し、行うは難し」です。

 

ひとつアドラー心理学の本には書いていなかった、

「人間関係をよくする実施法」が、具体的に書いてありました。

 

「ありのままの自分を受け入れて、それを少しユーモアのある態度で

見ることができると、人との関係が驚くほどうまくいくようになる」

 

アドラーさんも、「ユーモアは大切」と言ってたっけ。

(↑ すっかり、友達きどり)

 

 

脳には「楽観回路」というものがあることがわかってきた。

「幸せそう」「楽観的」という状態になって、やっと働く脳の回路のことで

脳のエンジンのようなもの。

とにかくどんな手を使っても「楽観回路」「私は幸せ回路」を

働かせることがポイント。

 

「ユーモア」も「許す」というのも「楽観回路」を動かす動力でしょうか。

 

脳科学者の本なので、脳の生理も書かれています

幸せを阻害する食べ物

砂糖、炭水化物(全粒は除く)、カフェイン

 

自然に近い食べ物を食べる、水を飲む。

 

最後の方は、ヨガやら、瞑想やら勧められて

なんだかよくわからなくなってきましたが、

「なんとなく幸せにくらしている」という位がよいのかなと思います。

 

最後にもう一つ、アドラー心理学と共通していたのは、

「他人の幸せを考える」ということでした。

脳にもいいし、周りも幸せになれる。

 

「お先にどうぞ」みたいな小さいことです

 

アドラー心理学は、私にとっては確かに、

「コペルニクス的発見」でした。

心理学は科学と書いてありましたが、本当でした。

 

そして、私の「悪くない毎日」がすごくありがたいものになりました。

 

◆◆◆

肌断食の様子。

おでこ、あご、鼻の周りはガサガサもとれて落ち着いた様子。

ほっぺは、カサカサとサラサラの繰り返し。

元々乾燥気味の人は実行しない方がいいと書いてあるところも

ありましたが、意外に大丈夫そうです。

最初のガサガサごわごわの2週間をクリアすると

だいぶ健康なお肌になってきます。

シミが薄くなるなどの目に見えた変化は

今のところありません。