駒澤大学の李妍焱さんの著書「下から構築される中国「中国的市民社会」のリアリティ」を読み始めました。
この本は、「第17回日本NPO学会賞 最優秀賞(林雄二郎賞)」を受賞し、先日、龍谷大学瀬田キャンパスで開催された日本NPO学会第21回年次大会で表彰式が行われました。
序文に、「近年の中国における社会変動のリアリティを理解するには、「トップダウン」の視点のみでは明らかに不十分である。中国社会の内側から「ボトムアップ」の形で社会を構成する「民」の動きを、「民」の視線に寄り添って観察していかなければ、多様なリアリティは見えてこない。「個々人によって下から構築される中国社会」に注目する必要がある。」とあります。
随分と昔に中国との自治体交流を担当していた時期がありますが、その頃の先入観念抜きで読みたいと思います。