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NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

ガラスのうさぎ

2010年01月14日 | 地域情報・まちづくり
JR二宮駅南口のロータリーに、「ガラスのうさぎ」像が建っているのをご存じでしょうか。





「太平洋戦争終結直前の昭和20年8月5日、ここ(国鉄)二宮駅周辺には船載機P51の機銃掃射を受け、幾人かの尊い生命がその犠牲となりました。この時、目の前で父を失った12歳の少女が、その悲しみを乗り越え、けなげに生き抜く姿を描いた戦争体験記「ガラスのうさぎ」は国民の心に深い感動を呼び起こし、戦争の悲惨さを強く印象づけました。この像は、私たち二宮町民が平和の尊さを後世に伝えるために、また少女を優しく励ました人たちの友情をたたえるために、多くの方々のご協力をいただき建てたものです。(記念碑文より)」





戦争で家族を失った少女を描いた高木俊子さんのノンフィクションは、実写映画やテレビドラマ、アニメ映画でも知られていますが、「ガラスのうさぎ」像がここに建てられていることをご存じの方は少ないと思います。文化勲章受章者の彫刻家・圓鍔勝三さんにより製作されたこの像は、二度と戦争があってはならないと、永遠の平和を願う人々の浄財によって昭和56年に建てられたものです。

菜の花ウォッチングにお出かけの際には、ぜひ二宮駅の南口にも回って見てください。
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