ビックイシューvol365の特集は、「漢字を包摂した日本語」です。
日本で最も大きな漢字辞典「大漢和辞典」には、5万305もの字が収録されているそうですが、本家中国の「中華字海」には、なんと8万5568もの字が収録されているとのこと、聞いただけでクラクラします!
その中には私たちが一度も目にしたことのない字も多くあるようで、「龍」が4つの64画で「テツ、テチ」と読み、言葉が多いという意味だそうです!!
他にも、「走」が3つや、「大好」、「山田」なんてーのもあるようです!!!
ところで、学校ではバツがついたような漢字の書き方も、本当は間違いではないものが往々にしてあるらしい。
京都大学名誉教授の阿辻哲次さんによれば、「甲」「申」「由」などは線の出方を厳密に区別する必要があるが、「松」などに使われる木編の下の部分は、はねても、とめても、他の漢字と間違われることがないので、どちらも正しいのだそうです。
また、「右」は「ノ」が先で、「左」は「一」が先と教わりましたが、中国の有名な書家たちでも、どちらから書くかは一定していないとのこと。
筆順はテストでマルやバツの対象にするものではなく、漢字の書き方には多様性があっていいし、それは決して漢字の混乱ではなく、文字文化の豊かな広がりであると言われています。
うーん、漢字とは何と奥が深いことか・・・
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