NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

泣いても、笑っても、年度末!

2010年03月31日 | 二宮町商工会の紹介
いよいよ、平成21年度も今日が最後となりました。二宮町商工会でも、年度末だということをひしひしと感じています。昨日は、お二人の県職員の方があいさつにお見えになりましたが、お一人は定年退職、もうお一人は人事異動とのことです。親しい方が遠のくことは辛いのですが、これも世の常、これからも活躍されることをお祈りします。

昨夜は、今年度最後の理事会を開催しました。今年度の収支決算見込と来年度の事業計画案・収支予算案が主な議案でしたが、来年度は行政からの補助金の削減幅が大きくて予算編成には大変苦労しました。商工会は公益法人のため収益の追求には制約がありますので、収入増をはかる道は限られています。

大幅な収入減に対応するためには、事業を減らすか経費を減らすかの選択になりますが、事業があっての人ですから先に事業予算を減らすわけにもいきません。先ずは、人件費と事務的経費のカットで対応せざるを得ないのです。その中で将来に向けて明るさ表現することはとても難しい作業でしたが、役職員の協力でなんとか予算編成ができたことに感謝しています。

ところで、3月が年度末だなんて誰が決めたのでしょうか。暦年はどこの国でも普通はグレゴリオ暦ですから1月1日から始まりますが、年度となるとまちまちです。中国・韓国・フランス・ロシアは1月、アメリカは10月ですから、日本が4月というのも決して多数派ではありません。日本で会計年度を4月から始めたのは明治19年からとのことですから、当時わが国に影響力のあったイギリスにあわせただけなのでしょうか。

企業の決算期はどうでしょうか。東京証券取引所の「上場会社連結決算短信集計」によると、2008年12月から2009年11月までに決算を迎えた企業数は、2143社。このうち3月決算は、1613社ですから7割5分が3月に集中していることが分かります。

3月に決算が多いのは、国や地方自治体の会計年度にあわせているためだと思われますが、近年は経済のグローバル化にあわせて暦年単位の決算に移行する企業も多くなっているようです。でも、商工会は行政と密接に連携しながら仕事をしていますので、これからも3月決算は変わらないのでしょうね。
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