アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

旧岩崎邸庭園(重要文化財)

2009-05-07 21:22:38 | アートな旅

ジョサイア・コンドルの設計により明治29年(1896)に完成した岩崎邸は三菱の創始者岩崎家本部で上野不忍池のすぐそばにあります。

以前訪ねた時は改修中でしたが一般に公開されるようになったので訪ねてみました。

17世紀の英国ジャコビアン様式、イオニア様式の装飾、米国・ペンシルベニアのカントリーハウスのイメージを採りいれられ、併置された和館とのバランスは世界の住宅史においても稀有の建築とされています。


鬱蒼とした樹木の入り口


塀に設置された家紋


洋館北側外観(シュロの木が異国情緒)


側面


南側


ベランダにはイスラム風デザインタイルが敷き詰められている


2Fベランダから庭を眺める


壁紙は金をあしらって


アンテイックなランプ

         
        柱               欄間


華美になり過ぎないステンドガラス

 
和館は書院造りを基調にしている。今も残る板絵


和館は書院造り


コンドル設計のビリヤード室(洋館から地下道でつながっている)

英国人である建築家ジョサイア・コンドルは、日本画を学び日本人を妻とし終生日本を愛した英国人ですが鹿鳴館、上野博物館、ニコライ堂など多くの建築設計をしました。
この旧岩崎邸も手がけて後世に残してくれました。

華美ではないけれどモダンとクラシックが混在した美しい建築を再び観ることが出来、このような建築物を残してくれたことに感謝。