ジョサイア・コンドルの設計により明治29年(1896)に完成した岩崎邸は三菱の創始者岩崎家本部で上野不忍池のすぐそばにあります。
以前訪ねた時は改修中でしたが一般に公開されるようになったので訪ねてみました。
17世紀の英国ジャコビアン様式、イオニア様式の装飾、米国・ペンシルベニアのカントリーハウスのイメージを採りいれられ、併置された和館とのバランスは世界の住宅史においても稀有の建築とされています。
コンドル設計のビリヤード室(洋館から地下道でつながっている)
英国人である建築家ジョサイア・コンドルは、日本画を学び日本人を妻とし終生日本を愛した英国人ですが鹿鳴館、上野博物館、ニコライ堂など多くの建築設計をしました。
この旧岩崎邸も手がけて後世に残してくれました。
華美ではないけれどモダンとクラシックが混在した美しい建築を再び観ることが出来、このような建築物を残してくれたことに感謝。