ピンポーンとチャイムが鳴る。外へ出てみると白髪の老人が「孔雀サボテンを少し分けていただけませんか?」
よく話を聞くと「いつもここを通って散歩するのですが以前育てた孔雀サボテンを挿し木でもう一度育ててみたいので」ということです。
「どうぞ良いところを切ってください」とハサミを渡しますと遠慮勝ちに2本ほど葉を切って行かれました。
冬には家の中に入れて、花が咲かないときはちょっと「じゃま」と思うし鉢でも1m以上なので外へ出しても風で倒れないように紐でくくりつけてあまり気にしてなかったのですが、あまりにも派手な孔雀サボテンは人目についたのね。
そんなに気をつけてくださる人が居るならば大切にしなければ、と改めて思ったのです。