アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

上野の美術館にて

2015-07-13 20:43:08 | アートな旅

酷暑の中、上野の「黒田清輝記念館」に行きたくて早起きして行く事に。

黒田清輝は日本画壇の重鎮で、後輩を育てました。
しばらく閉館していましたが、リニューアルオープン しました。

上野公園を歩いていると、4年ぶりか?社宅でご一緒とテニスの
の合宿でもご一緒したFさんの奥様にばったりお会いしてびっくり!
彼女は芸術大学大学美術館で開催されている「ヘレンシェルベック」展(SCHJERFBECK)
を見に行くところでした。3人でシェルベック展と黒田清輝記念館を見る事になりました。
 

フィンランドの生まれ。(1862-1946)
パリで学びセザンヌやホイッスラーの影響を受け
ジャポニズムも体験しました。
シャルベックは自分の自画像を通して人間の記録を残しました。
最後の自分を映した黒いリンゴは死に向かう自分と
重ね合わせています。一生画家としての自分を映したものとなています。

Fさんは何十年趣味で絵画を習い、描いているのですが
このシェルベックと重ね合わせて、興味をそそられたそうです。 

私はあまり聞いたことのない画家の貴重な絵画を拝見する
事が出来て感動しました。

 

絵ハガキから、

はバックにウチワ、輝いていたころの花

は死に向かう腐ったリンゴが黒く描かれています。

一生独身を通し、年齢を重ねている時の魂の叫びが
年齢ごとに表われています。

爽やかで、優しい眼差しの絵画を鑑賞しました。

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その後、すぐ向かい側の「黒田記念館」へ

黒田清輝(1866-1924)
日本近代洋画の父と言われた。多くの著名な画家を育てました。
1924(大正3年)没する際、遺産の一部を記念館として残しました。
しばらくリニューアルの為に閉館してましたが、再開されて
是非、見学したいと3人一緒に見学しました。


 

黒田清輝氏彫像

昔の面影を残す階段。

絵ハガキから。

有名な「湖畔」は箱根にて奥様をモデルにしたとされます。
この絵画は特別展の折りに拝見でします

 

日本の洋画家達の目標であった「黒田清輝」
その生涯の一部を垣間見る事が出来ました。
特別展には再び行こうと思っています(10月27~11月8日)