冬至が12月22日で、今頃から陽が落ちるのが早く暗くなります。
早めに夕食を済ませて、就寝前の読書が楽しみです。
今、読んでいる本は・・どちらも「原田マハ」著
「たゆたえど沈まず」 「リボルバー」
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お隣のご主人の蔵書の中からお借りしました。
3kgもある重い本。 ページを捲るのにはきちんと椅子に座って、テーブルで 拝見。
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オランダ生まれで牧師の息子として生まれたフィンセント・ファン。ゴッホ。
37歳で亡くなるまでの生涯は切なく哀しい生涯でした。(私の感想)
4歳下の弟、テオドールも33歳で亡くなりますが、兄のゴッホを献身的に支えていました。「たゆたえども沈まず」はその弟との
生活・交わり・又、日本人の画商との接点・ゴッホの会画を通して住んで居た場所などが具体的に分かります。
(現代美術8)より借りました。 アルルの羽橋 夜のカフェテラス
テオの優しい心遣いで、ゴッホは太陽の輝くフランスアルル地方へ住むことをが出来て、明るい色調になってきます。
ゴッホといえば、「ひまわり」ですが、 「アイリス」も有名ですが、このバラの絵 「白い薔薇」
素敵です。
ミレーを尊敬していて、自分も「種蒔く人」の様な絵画もあります。 「糸杉」 ゴッホは「エジプトのオベリスクのように美しい」と言います。
「カラスのいる風景」カンバス・(51✖️130,5cm)の大作 「荒れ模様の空と畑」カンバス・(50✖️101.5cm)
ゴッホがゴーギャンと2ヶ月間一緒に暮らしますが、性格が合わず途中で耳を切る事件が起こります。
弟のテオは心配して サン・レミの精神病院に入院させます。その頃の暗い気持ちと精神状態が表れている絵画だと思います。
ゴッホが入院していた「サン・レミ精神病院の玄関」 ヴインセント・ゴッホ 最後の自画像
一人の芸術家の人生・・この様に日本でも立派な本になり、絵画展を開催される。ゴッホの名前を知らない人はいないと思いますが
37歳の人生は余りにも異常な人生であったと思います。弟テオの存在があってこその芸術家になれたと思います。
絵画には尊い命が存在していると思いました。