ブログ仙岩

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大治記者がなぜ従軍取材をしたのか

2013-10-03 08:46:43 | 日記
当時日本のメデアはアフガン周辺からカンダハル南部ヘルマンド入り、民間人の誤爆など戦争に巻き込まれる記事が主で、米国側から対テロ戦争の現場の報道は十分でなかったからという。

イラクから早期撤退アフガニスタン重視のオバマ政権下で、記者は09年5月の雪解けで戦争が激化するときであった。
アフガニスタン東方部コマンド・メデイアグランド・ルールは、広報官の付添なしの写真ビデオ撮影インタビューはできないなど沢山の規制がある。

星条旗に包まれた棺は戦争の対価の象徴、でもブッシュ政権ではプライバシー保護から棺の撮影は原則禁止した。
アフガニスタンの市民や警官が自爆テロの犠牲になった悲惨な写真は日常的に目にするが、米兵の遺体や負傷をとらえた画像は殆んど見かけない。従軍取材でとらえた写真の報道はごく限られている。

しかし、ハイテク戦略が10ドル爆弾に対する非対称の闘いを制するには情報戦略が重要と認識されての取材ルールである。つまり戦場から生々しく伝えることができる。が、国防省は好意的記事から戦争支持につなげ、戦争遂行に障害となる記事は出したくないという本音が見える。また、短期取材では誤報が目立つから、長期取材で本当の内部から見た現状を正確に報道して欲しいという。