ブログ仙岩

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対テロ戦争で地元民の心がつかめない

2013-10-04 11:14:33 | 日記
米国のハイテクの軍事革命(RMA)は~06年までのラムズフェル長官で最小の兵員で最大の効果と提唱したもので、新兵器のみならず、新思考での新戦闘という。

徴兵制での兵士の数は全人口の12%、しかし、志願兵士の現在は約200万人余りで0.6%(成人の1%弱)に過ぎない。
戦地の生活が長期化するにつれて、戦闘ストレスが高まる。そのはけ口として、飲酒や麻薬に手を染める兵士が続出している。イスラム配慮から戦地の飲酒を全面的に禁止した。しかし、民間人がひそかにアルコールを持ち込み安く売り渡す。飲酒による銃の乱射や強姦して家族を殺害している事件が後を絶たない。

また、バグラム空軍基地の病院では、米兵士の入院患者は2割で、あとは戦闘に巻き込まれたアフガニスタン人など地元兵士で、半数が12才以下の子供という。地元兵士とタリバンとの銃撃戦で負傷した子どもは、米国を好きになったわけでないが、遊び場に地雷を埋めるタリバンも嫌いだという。

2014年に終結する予定だが、基地で働くアフガニスタン人はタリバンから狙われ、通勤もままならず基地に泊まるという。家族から基地で働かないでとせがまれるが、一定期間以上働くと戦争のないアメリカ入国特別ビザが出るから勤務を続けるという。