ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

伊勢桃子さんのトークを聞いて

2014-02-03 06:00:49 | 日記
今朝3日の4時台「明日へのことば」こころの優しい人を世界中に育てたいのテーマで聞いた。

伊勢さんは慶応義塾大社会学、ハーバード大比較文化研究社会学、ケネディ・ジョンソン大統領下で反貧困研究、国連本部勤務から、1988年国連大学事務局長、1990年またニューヨークに戻り、1997年退職した。
しかし、退職後ますます、国連のあり方でかかわるようになっているという。

トークは主に国連大学での活動の内容であり、193か国加盟の国連は本部がアメリカ、ヨーロッパが中心でアジアには何もない。それで、何か一つアジアにというと、国連大学と決まったが、教授、学生、学位のない大学で、初めは帝国ホテルの一室に設けたという。

しかし、日本人はコミュニケーションの問題でリーダーシップがとれないという。日本人は何かご意見をというと、何も言わないが陰でごそごそ言う。国連は国際公務員の一匹狼であり、日本の役所のようにみんなで支えあう組織ではなくあくまで個人である。どちらかに偏ってはいけないし、あくまで中立で和平交渉をするもの。これが正しいと言える人でないと国際社会では通用しない。

また、国連大学は日本の縦割りではダメで、横のつながりで成り立つもの。慰安婦の問題でも、全体がボケているから前進しないので、事実であり、謝罪すべきである。何処の国も当時はやっていたと他国を引き合いに出すことなく。そして、大学が日本に期待していることは、思いやりとよく働くことであるという。