ブログ仙岩

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スタンフォード最後の講座を終えて

2014-02-06 09:54:14 | 日記
結論から言うと、私たちは社会環境からの感染はもとより、他人の感情や意志力までも感染する。

喫煙者が6歳の孫ががっかりすると意識すれば、禁煙に向かう場合とやけになり余計喫煙に向かってしまう場合がある。
また、ケーキを目の前に置かれると、肥満の恥の罪悪感からでもわくわくするが、プライドからでは手を付けないという。また、一人でネット注文するより、店頭で買い物する方がエコ製品を購入する割合が高いことは他人に認められたい意志力が働くからという。

社会脳が失敗を招くものに、1つ目は不健康や肥満になるように無意識にまねをしている。2つ目は不機嫌な人がいれば周りの人々も不機嫌になり悪い習慣も、良い習慣もウイルスのように感染する。3つ目はスーパーの駐車場にカートの置き去りを目にすると、自分もそこに置く誘惑に負ける自制心が低下してしまう。

一晩中酒を飲むと抽象的思考力が30日間も衰える、スタンフォードの学生の酒飲みはろくでなしで酒を飲むなら慎重にという2枚のチラシを別々に見せられた学生は後者が50%も飲酒が下がったという。

脳は他人の目標、信念、行動を自分自身の決定に取り込み、もう一人の自分と化し自己抑制に影響を及ぼすもの、性格の違う夫婦の偕老同穴。そして、意志力をつける目標達成の裏には相手に報告するとかブログに載せる行動などに結びついている時であると。