ブログ仙岩

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見えない病気機能性消化管疾患

2014-05-24 08:31:29 | 日記
朝のラジオ健康ライフ見えない病気「機能性消化管疾患」杏林大医学部高橋信一教授のお話を聞いた。

胃の働きが低下するものには機質性(見えるもの)と機能性(見えないもの)の消化管疾患があり、検査しても異常がないで厄介である。胃は粥のようにして十二指腸へ送るが、もたれ、すぐ満腹、痛み、胸やけが一時的でなく長く続くことで、仕事がうまくいかないストレスからくる自律神経の消化管疾患は、心の病気だけでなく、疲れでも起こり、機能性ディスペプシアと診断される。

機能性ディスペプシアは食後のもたれ、みぞおちの痛み、胃の壁が緩まないことで診断される。日本人の4人に1人が罹っているという。治療には胃酸の抑制剤、ストレスの抗うつ剤、過労を避ける、生活習慣の改善であり、具体的には、規則正しい食事、良く噛みゆっくり食べる、腹八分目に、トウガラシ、脂身やアルコールを控え、食後休息、十分な睡眠、運動する、禁煙である。

診断にまず、問診で体重が減る、血便が出る、何時ごろからか、食事の後か年中かなどでバリューム検査、内視鏡検査、5人に1人があるというピロリ菌検査がある。

見えない病気の消化管疾患のもう一つは過敏性腸症候群で、主に男性の下痢、女性の便秘でストレスが原因であり、休日には何ともないことが多い。