2012年の聞く力でも載せているが、阿川佐和子著者は1953年東京生まれ、慶応文学部卒、父作家阿川弘之の長女独身で、以前阿川の性を辿る山口での撮影したテレビを見た。おいしいおしゃべり等のエッセイ、翻訳、対談集や壇ふみとの共編著そして、テレビ、ラジオ、映画と幅広い活躍中である。
聞く力の取材で、入社してすぐ人見知りを自己主張することは叱られない甘えではないかと。叱るとすぐ会社を辞めてしまう、初めて叱られたとか泣かれてしまうという。それで、本来は褒めてもらうのが好きだが叱られる力を書くことになったと。
佐和子自身、父から子供心に気を使ってひそひそ話をしていると、隣りで仕事をしていた父がふすまを開けてそこにいる気配がうるさいと叱られたという。誕生日の御馳走で、寒いと言ったら、金を出しているのに感謝するのが当たり前で寒いとはなんだと理不尽な叱りでも、結局怖い父に育てられて良かったのかも知れない。良いことだけ蓄積していると間違ったり悪いことに出会ったりすると立ち直れないから。
大人になってから、レストランで友とがやがやおしゃべりしていると、他のお客様に迷惑ですとびっしっとスマートな叱り方で感謝したと。また、父へのお酌で、落語にある、酔って上下が逆転して、上司にお酌してもらうとき「もっとケツ上げろ、お尻のケツでない徳利のケツだ」という会話をするとか。あの人との対談は嫌だ、この仕事やりたくないとしたらつまらないではないか、やはり覚悟を決めてやることが大切と。
聞く力の取材で、入社してすぐ人見知りを自己主張することは叱られない甘えではないかと。叱るとすぐ会社を辞めてしまう、初めて叱られたとか泣かれてしまうという。それで、本来は褒めてもらうのが好きだが叱られる力を書くことになったと。
佐和子自身、父から子供心に気を使ってひそひそ話をしていると、隣りで仕事をしていた父がふすまを開けてそこにいる気配がうるさいと叱られたという。誕生日の御馳走で、寒いと言ったら、金を出しているのに感謝するのが当たり前で寒いとはなんだと理不尽な叱りでも、結局怖い父に育てられて良かったのかも知れない。良いことだけ蓄積していると間違ったり悪いことに出会ったりすると立ち直れないから。
大人になってから、レストランで友とがやがやおしゃべりしていると、他のお客様に迷惑ですとびっしっとスマートな叱り方で感謝したと。また、父へのお酌で、落語にある、酔って上下が逆転して、上司にお酌してもらうとき「もっとケツ上げろ、お尻のケツでない徳利のケツだ」という会話をするとか。あの人との対談は嫌だ、この仕事やりたくないとしたらつまらないではないか、やはり覚悟を決めてやることが大切と。